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ローカルな話題がつづきますが、今日はオープンしたばかりのららぽーと横浜に行きました。(写真はなんだか廃墟みたいに見えますが‥‥)

電車の場合、横浜線で新横浜から3つ目の鴨居という駅で下車して徒歩7分のところにあります。

鴨居駅は緑区なのですが、ららぽーとは鶴見川を渡った対岸の都筑区にあります。まわりは流通センターや工場ばかりでしたが、それもそのはずで、旧NECの工場跡地なのだそうです。

駅を出て歩行者専用の橋を渡ると、その先は町工場の軒先を通る片側通行の細い道しかありません。そのため、至るところでスタッフジャンパーを着た若者が、メガホン片手に、「車が通りますので左端を歩いてください」と呼びかけていました。

ららぽーとは三井不動産が管理運営する郊外型ショッピングセンターですが、関東近辺では千葉の船橋(ららぽーとTOKYO-BAY)と埼玉の志木(2005年3月閉店)以来、新規オープンの声を久しく耳にすることはありませんでした。

しかし、昨年、豊洲(東京都江東区)と柏の葉(千葉県柏市)が相次いでオープンするなど、規制緩和と景気の回復を追い風に再び巨像が息を吹き返した感があります。

226,611.31㎡(68,549.92坪)という広大な敷地に370のテナントが軒を並べるその光景は壮観の一語に尽きます。それだけでも一見の価値があると思いました。また、テナントの充実度においても、第三セクターが運営するみなとみらいなどと比べると、商業施設としての性格の違いがあるとはいえ、やはり、一日の長があると思いました。

もっとも、バブル期にオープンして、親会社の経営破綻とともにわずか10数年で廃墟と化した、あのマイカル本牧が出現したときのような衝撃はありません。(ちなみに、このハマゲソクラブは、掲載されている写真にブログ主の批評眼がよく表れていてとってもいいブログだと思いました)

現在、首都圏ではバブル期を凌ぐほどの再開発ラッシュですが、ただ、どこのショッピングセンターやテナントビルも同じように見えるのは私だけでしょうか。バブルで痛い目に遭って学習能力を身につけたディベロッパーに、かつてのあのわくわくするような遊び心はもはや望むべくもないのかもしれません。

それにしても、地域間競争は益々激しさを増すばかりです。それはとりもなおさず巨大ショッピングセンターの生き残りを賭けたサバイバルゲームでもあります。

言うまでもないことですが、問題は、開店景気のあと、どれだけの顧客が残るかでしょう。私の知る限り、開店から半年も経つと売上げが半減したなんて話はザラですからね。決して皮肉ではなく、2年後3年後どうなっているか、非常に興味があります。
2007.03.24 Sat l 横浜 l top ▲
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六本木に新しくできた国立新美術館の開館記念企画展・「異邦人(エトランゼ)たちのパリ」を観に行きました。

外苑東通りから美術館の方に入ったすぐのところに、昔、おいしいと評判のケーキ屋さんがあって何度かケーキを買いに来たことを思い出しました。ただ、美術館の場所については、何があったのか、いくら考えても思い出せないのです。帰って調べたら、東大の生産技術研究所の跡地だということがわかりました。

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国立新美術館はかの黒川紀章氏の設計だそうです。そういえば、「異邦人たちのパリ」の隣では、入場無料で「黒川紀章展」が開かれていました。「こんなことってありなの?」と思いましたが‥‥。

「異邦人たちのパリ」はポンピドー・センター所蔵の作品展ですが、モディリアーニシャガールミロカンディンスキーピカソマン・レイなどの作品は、かつてヌーベル・イマージュのポストカードでなじみのあるものばかりだったので、なんだかなつかしささえ覚えました。

個人的には、これらの作家や藤田嗣治は別格として、ダドの「嬰児虐殺」とキスリングの「若いポーランド女性(ショールを纏う女)」とパリの情景を撮ったアンドレ・ケルテスの一連の写真が印象に残りました。私は、ドキッとするような色使いの絵が好きですね。

ただ、こうして絵を観に行っても、自分の中に昔のような感受性がなくなっているのをひしひしと感じます。若い頃、大分から一日がかりで出かけて行った久留米の石橋美術館で、青木繁古賀春江坂本繁二郎らの絵を前にしたときのあのときめきはもうありません。さみしいものです。

カンディンスキーの「相互和音」の前では、美大生とおぼしき個性的な格好をした若い女の子がじっと佇んで作品に見入っていましたが、なんだか彼女が羨ましいなと思いました。

公式ガイドブック(図録)が2500円もするので買うのをためらったのですが、買っとけばよかったと今になって後悔しています。
2007.03.16 Fri l 本・文芸 l top ▲
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昨日、突然、郵政公社から「個人情報を含む電子媒体盗難についてのご連絡とお詫び」という文書が送られて来ました。

それによれば、職員の車が車上荒らしに遭い、その際、郵便振替口座のデータを記録したUSBメモリーが盗まれたというのです。

USBメモリーには、約20万件の「口座記号・番号、加入者名(漢字・カナ)、住所、口座開設日等」の情報が記録されており、「この情報の中にあなたさまの情報が含まれていることが確認されました」と書いていました。(余談ですが、この場合、「あなたさま」ではなく「お客様」と書くべきではないでしょうか)

折りしも、大日本印刷で864万件の個人情報が漏洩したというニュースがあったばかりですが、まさか同じことが自分の身にも降りかかってくるとは思ってもみませんでした。

そこで、どうして職員が個人情報をUSBメモリーに記録して持ち出したのか、という疑問が残ります。

持ち出したのは、末端の郵便局員ではなく、東京郵便貯金センターの職員だそうですから、たとえば定期預金の勧誘に利用するためとか、そんな目的で持ち出したとは思えません。お詫びの文書にはそのあたりのことは何も書かれていませんが、もしお金に代えるためとか、そんな不埒な動機で持ち出したのだとしたら、と考えると空恐ろしくなります。

それに、車上荒らしに遭わなければ、個人情報を持ち出したことさえ露見しなかったのではないでしょうか。ということは、今までもそういうことが行われていたのではないか、という疑問も残ります。

これを”杜撰”の一言で済ませていいのでしょうか。

大日本印刷の問題でもそうですが、個人情報漏洩の問題に関してはどうもマスコミの追求が手ぬるい気がしてなりません。不思議なくらいです。

不二家の消費期限切れ原料問題と比べても、同等かあるいはそれ以上の大きな問題だと思いますが、不二家のときはあれだけ熱心にキャンペーンを張っていたにもかかわらず、個人情報漏洩の場合はいつも通り一遍の記事で済ませるだけです。

しかし、これが我々のようなショップだったらどうでしょうか。それこそ死活問題になるはずです。でも、大企業だと役員が記者会見の席で頭を下げてそれで終わりなのです。

当該の企業もマスコミも、本音では「たかが個人情報くらい」と思っているのではないか、そんな意地悪な見方さえしたくなります。
2007.03.13 Tue l 社会・時事 l top ▲
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宇多田ヒカルが離婚!といってもそんなに興味があるわけではありません。

しかし、離婚のニュースの直前に発売された新曲「Flavor Of Life 」は、すごく繊細で心をゆさぶられるようないい曲ですね~。私も早速携帯の着メロに設定しました(笑)。

「Flavor Of Life 」の中に今回の離婚を匂わすようなフレーズがあるという指摘もありますが、あながちこじつけとは言えないように思います。当然、製作する段階で離婚問題も同時進行していたはずで、歌詞に彼女の心境が投影されてないとは言い切れないのではないでしょうか。

離婚のニュースに関連して、結婚していた間に発表された彼女の曲はあまりいいものがなかった、と誰かが言ってましたが、なんとなくわかるような気がします。

歌も文学と同じで、幸せな日常からはあまりいいものは生まれて来ないのかもしれませんね。もとより悩むということはそれだけ自分と向き合うことなのですから、苦しいときや悲しいときほど人生の実相を垣間見ることができるというのは当然と言えば当然かもしれません。

歌人の岡井隆さんに『人生の視える場所』という歌集がありますが、宇多田ヒカルは今、まさに「人生の視える場所」に立っているのではないでしょうか。
2007.03.07 Wed l 芸能 l top ▲