ちょっと前の話ですが、フジテレビの「とくダネ!」で、横浜のマンションの杭打ちデータ改ざん問題が取り上げられた際、なぜか最初に中国でマンションが倒壊した映像が流れたのです。そして、そのあとに横浜のマンションが傾いた問題を伝えたのでした。私はたまたま「どくダネ!」を見ていたのですが、不自然な感じがしてなりませんでした。要するに、(横浜のマンション傾斜問題は)「中国よりまだましだ」と言いたかったみたいで、冒頭の映像はそのための印象操作だったのです。それに対して司会の小倉智昭は、「中国よりましとは言っても、これはこれで大きな問題でしょう」と言ってました。

こういうところに、フジテレビの体質が如実に出ているように思います。韓流番組ばかり垂れ流しているとしてネトウヨたちの標的になり、デモまで起こされたので、フジテレビは”親韓”=”反日”のようなイメージがありますが、もともとはネトウヨまがいのヘイトな「愛国」主義を信奉するフジサンケイグループのテレビ局なのです。ネトウヨの反感を買ったのも、おれたちの味方のはずが裏切りやがってという気持があったからでしょう。

情報番組やニュースにおいても、まるでそれが役目であるかのように、ヘイトな印象操作をおこなうのがフジテレビの特徴です。フジテレビが視聴率で苦戦しているのも、最近特にそういった牽強付会さが鼻につくようになっているからではないでしょうか。視聴者は敏感なのです。「なにか変」「どこか古い」「ちょっとズレている」という”微妙な感覚”は侮れないのです。でも、それはフジサンケイグループである限り、逃れることのできない宿痾のようなものでしょう。

そんなフジテレビですが、先週から放送されている”月9ドラマ”「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(脚本・坂元裕二)は、久々に面白いドラマでした。まだ2回しか放送されていませんが、特に今週、舞台を東京に移してからは、ドラマの内容がより濃いものになったように思います。脚本の質の高さなのでしょう、主人公をとりまく人間たちも、彼らが働くブラックな職場も、とてもリアル感がありました。東京で生きる地方出身の若者たちの等身大の日常がよく描かれているように思いました。いい映画と同じで、ドラマのなかのディテールがすぐれているのです。私のような”元若者”でも引き込まれるところがありますので、同時代的に生きる若者たちは共感する部分が多いのではないでしょうか。

有村架純や高良健吾や高畑充希らのキャスティングもよかったように思います。なんの役をやっても同じ演技しかできないキムタクと比べれば、プロとアマほどの違いがあるでしょう。私は、彼らが演じる登場人物に、昔、親しくしていた取引先の会社で働いていた若者たちを重ねて見ていました。

その会社では、毎年、東北と九州から10名前後の高卒の若者を採用していて、その3分の2は女の子でした。彼女たちは、やがて東京の生活に慣れると、お決まりのように恋をして、そして、多くは失恋し、会社を辞めて田舎に帰ったり、転職したりと、”波乱万丈の人生”を送ることになるのです。彼女たちは、それぞれ夢を掴むために東京に来たのでしょうが、もちろん夢を掴むことなんかできません。今夜の第二話に出てきた「東京は夢を叶えるための場所じゃないよ。東京は夢が叶わなかったことに気づかずにいられる場所だよ」というセリフはとてもよくわかるのでした。ちなみに、その会社も10年近く前から新卒の採用をやめて、派遣やアルバイトを使うようになっています。

フジテレビの現場には、まだこういうドラマを創る感性が残っているのです。それだけにもったいないなと思います。
2016.01.26 Tue l 芸能 l top ▲
なにもていたらくなのは、芸能マスコミだけではありません。このブログでもくり返し書いていますが、野党もまた同じです。

たとえば、今マスコミを賑わしている甘利明経済再生担当大臣のスキャンダルも然りです。甘利大臣のスキャンダルは、ご存じのとおり『週刊文春』が報じたのですが、UR(都市再生機構)の道路工事の補償をめぐって、千葉県の建設会社から口利きを依頼され、3年間に渡り1200万円もの金銭を授受したと言われるものです。もし事実なら、政治資金規正法とあっせん利得処罰法違反になると言われています。その手の口利きは、従来、闇世界の住人たちの“専売特許“でした。政治家や警察(OB)はヤクザと競合関係にあるとよくヤユされますが、これなどはその好例でしょう。「暴力団排除」の掛け声の裏に、こういった”利害の対立”があることも知る必要があるでしょう。

国会論議のなかで「政権を追い詰める攻め手を欠いていた」野党は、この記事で「攻勢を強めている」そうです。一方、自民党内には、今回のスキャンダルは「はめられた」という同情論も多いのだとか。たしかに、『週刊文春』の記事ひとつで、”政局”が動いていくこのような構図は、どこか不自然な気がしてなりません。間違っても「言論の自由」のおかげなんかではないでしょう。つまり、「攻勢を強める」野党も、所詮『週刊文春』の掌の上で踊らされているにすぎないのです。政権を倒す展望もその気もない野党は、自分たちの力ではなく、ただ週刊誌の記事を借りて、文字通り他力本願で政権批判しているにすぎないのです。これほどのていたらくがあるでしょうか。

ウソかホントか、東京地検特捜部も動きはじめているそうですから、「甘利辞任」もあり得るかもしれません。しかし、仮に辞任に至っても、安倍政権は後任を据えて首を挿げ替えればいいだけの話です。いくら野党が「攻勢を強めても」大勢に影響はないのです。もっとも、野党が「攻勢を強める」とか「政権に打撃」とかというのは、いつものマスコミの常套句にすぎないのです。これらは、今まで何十回も何百回もくり返されたおなじみの風景です。

私たちは、いつの間にかこのような”政局”を政治と勘違いさせられているのです。こんなのは政治でもなんでもないのです。

私は、(既述ですが)あらためて60年安保反対の運動について、詩人の鮎川信夫が述べた、つぎのような辛辣な批判を思い出さないわけではいきませんでした。「進歩的文化人」を「野党」と置き換えれば、鮎川の批判がこの国の政治(議会制民主主義)の本質をも衝いているように思えてならないのです。

 詩人の鮎川信夫は「政治嫌いの政治的感想」という文章を、一九六一年二月に書いている。この文章によると、安保反対の運動は、進歩的文化人のあやまちの総決算だそうだ。反対の根拠が薄弱である。大新聞が安保強行採決を非難して大きく書きたてた。その論調をうしろだてにして、反対運動が大規模におこった。やがて新聞の論調は、デモのゆきすぎを非難する方向にかわり、デモの指導をした進歩的文化人は新聞の変節にフンガイした。しかし、新聞の論調がかわるのはこれまで毎度のことだし、新聞をアテにしていては革命などできるわけはない。こういう軽い運動が、新聞とともに消えていったのはあたりまえのことだ。
 こういう鮎川のまとめが、大衆運動としての安保闘争について、かなりのところまであたっていることを認めるところから、再出発したい。

(鶴見駿輔『日常的思想の可能性』』 「さまざまな無関心」より)


「支持政党なし」や低い投票率で示される政治的アパシー(無関心)に対して、たとえばSEALDsは議会政治の危機だなどと否定的な見方をするのですが、私はむしろそこに積極的な意味を見出すべきではないかと思うのです。「勝てない左派」への幻想にいつまでも拘泥していても仕方ないのです。


関連記事:
ギリシャ問題と「勝てる左派」
2016.01.23 Sat l 社会・時事 l top ▲
いつもリテラの記事ばかり引用して気が引けますが、それは、事務所サイドに立って芸能界の魑魅魍魎たちの情報操作の片棒を担ぐ、スポニチをはじめとするスポーツ紙やテレビのワイドショーなどよりリテラの記事のほうがはるかに真相に迫っていると思うからです。

リテラの最新記事(SMAPは昨日死んだ! そして裏切り者はやっぱりキムタクだった! メリー氏が自ら“木村家にお呼ばれ”を告白)に、つぎのような箇所がありました。今回の騒動は、私たちが抱いていた当初のイメージと違っていたようです。

(略)そもそもSMAPを解散の危機に追いやったのは、飯島三智マネージャーでも中居ら4人でもなく、木村とメリー喜多川副社長のほうだろう。
 
 改めて解説しておくが、今回の独立劇は、いま報道されているように飯島氏が「密かに独立を画策した」というような話ではない。昨年1月、メリー氏が「週刊文春」(文藝春秋)のインタビューに応じた際、飯島氏を呼びつけ、「SMAPを連れて出て行け」と面罵したことが始まりだった。
 
 そこで、飯島氏が独立を考えざるをえなくなり、会社側と正式に交渉。昨年8月時点で飯島氏とともに5人そろって円満独立することになっていた。ジャニーズ事務所側も双方納得のうえ、移籍先もバーニング系のケイダッシュと決まっており、権利関係の配分など、弁護士を立てて細かい条件を詰めている段階だった。

 「SMAP」というグループ名についても、独立したらジャニーズの許可がなければ使えないのに、中居らはそんなこともわかっていなかったなどと盛んに報じられていたが、使えるようにするということで話はついていた。

 キムタクは一貫してジャニーズ残留でブレていないなどと報じられているが、この時点ではキムタクははっきりと意志は表明していなかったものの、独立を前提としたキムタク関連作品の権利配分についても話し合いがなされていた。


ところが、12月になり、突然、キムタクが残留を言い出したのだとか。そして、今日の経緯に至ったのです。

まあ、ゲイダッシュに移籍しても”奴隷契約”から逃れることはできないのですが、なんだかサラリーマンの転職や独立にまつわる人間模様と似てなくもありません。

結局、飯島氏は芸能界から追放、メンバーはジャニーズ事務所に残留ということになったのですが、はたしてこのままスムーズに元の鞘に収まるのか。金の成る木を逃したバーニングがこのまま黙って引き下がるのか。

今回の騒動では、安倍首相が国会でSMAP解散回避を歓迎する答弁をしたという痴呆的なオチまで付いていますが(そう安倍首相に質問した民主党・斎藤嘉隆議員のゴマすりにも目をおおいたくなりますが)、まだひと波乱もふた波乱もありそうな気がします。

2016.01.19 Tue l 芸能 l top ▲
私は、昨夜のフジテレビ「SMAP×SMAP」は見てないのですが、どうやらキムタクを除く4人がジャニーズ事務所に詫びを入れ、解散を回避する結論になったみたいです。シナリオどおりと言えますが、これほど「怖い、怖い、芸能界」を象徴する光景はないでしょう。

まるで文化大革命のときの“反動分子“さながらに、公衆の面前で”自己批判”させられた4人は、今さらながらに芸能界におけるジャニーズ事務所の威力を見せつけられ、恐れ戦いたのではないでしょうか。「やっぱり5人が揃った姿を見たかった」「解散が回避されてよかった」と喜ぶSMAPファンはどこまでアホなんだと思います。

昨夜の”謝罪”は、自分たちの冠番組のなかで生中継するなど前代未聞の出来事でしたが、本来なら記者会見するのが筋でしょう。リテラが言うように、ほかのテレビ局が怒ってもおかしくないのです。でも、どこも批判しない。それは、ジャニーズ帝国のタブーがあるからにほかなりません。

リテラ
飯島マネージャーをひとり悪者にしてSMAP存続、独立撤回! 中居たちもキムタク同様、裏切り者になるのか

リテラが書いているように、これでキムタクを除く4人もジャニーズ事務所の庇護の下に戻るので、彼らに対する報道も再びタブーになり、ジャニーズ帝国のタブーが及ばない人物はひとりだけになったのです。言うまでもなくそれは、今月末でジャニーズ事務所を退社する飯島氏です。シナリオどおり、これから飯島氏ひとりを悪者にした幕引きがおこなわれるのでしょう。

中居らは飯島氏を見捨てるのか。それでいいのか、とリテラは書いていましたが、彼らの義憤はどうなったのかと思います。

考えてみれば、SMAPのメンバーは既に40すぎのおっさんです。そんなおっさんたちが”少年”を演じているのです。10代の初めから芸能界に入りアイドルを演じてきた彼らは、私たちが想像もできないくらい幼く世間知らずなのかもしれません。そう考えれば、最初から芸能界の魑魅魍魎の相手ではなかった。彼らがドン・キ・ホーテになるのは運命付けられていたように思います。

それにしても、私たちは、今回の騒動で、あらためて芸能マスコミのていたらくを見せつけられた気がします。それは、独立した芸能人が干されるタブーだけではありません。故・北公次が『光GENJIへ』(1988年・データハウス)で暴露したようなジャニーズ事務所の”暗部”に対するタブーが、一般紙も含めたマスコミ全体をおおっていることがよくわかりました。本来なら”少年愛”を裏コンセプトとするようなジャニーズ事務所の体質が指摘されてもおかしくないのです。『光GENJIへ』で告白されていた、つぎのような北公次少年とジャニー喜多川氏とのセックスシーンが、今回のスキャンダリズムなき報道の白々しさをよく表わしていると言えるでしょう。

・・・と思ったけど、あまりにも生々しくおぞましいので割愛します。(興味のある方はネットでググッてみてください)

SMAPファンもアホだけど、ジャニーズの横暴を批判できないマスコミもそれに負けず劣らずアホなのです。
2016.01.19 Tue l 芸能 l top ▲
昔、仕事先でスマップをスナップと言って、女の子たちに大笑いされた苦い経験がある私ですが、「SMAP解散」のニュースにはびっくりしました。

ところが、日が経つにつれ、芸能マスコミの報道も風向きが変わりつつあります。マネージャーの飯島三智氏がこのまま芸能界を去ってしまう可能性が高く、そのため飯島氏の後ろ盾を失うメンバー4人が、ジャニーズ事務所を退社することを後悔しはじめたというような記事が出はじめているのです。

きわめつけが今日のヤフトピ(Yahoo!トピックス)に出ていた、中居正広が「SMAPをやめたくない」と親しい人たちに後悔のメールを送っていたというスポニチの記事です。

Yahoo!ニュース
中居正広「SMAPやめたくない」親しい友人らに“後悔メール”(スポニチ)

一連の報道のなかでスポニチの“御用新聞ぶり“が際立っていますが、この記事もジャニーズ事務所や“芸能界のドン“など魑魅魍魎たちの意を汲んだもので、そうなるぞという半分“脅し“みたいなものでしょう。そのうち4人を「そそのかした」飯島氏のバッシングもはじまるはずです。

どうして芸能人が独立すると干されるのか。その芸能界のやくざなオキテが、今回も4人に対する圧力に使われているのです。そして、テレビ局や芸能マスコミがその圧力の片棒を担いでいるのです。スポニチをはじめとするスポーツ新聞も、テレビのワイドショーも、芸能界のやくざなオキテに対してはみんな見て見ぬふりです。誰もおかしいとは言わないのです。プロダクションが独立した芸能人を干すことを画策しても、テレビ局や芸能マスコミなどがそれに協力しなければ、やくざなオキテなど絵に描いた餅にすぎません。テレビ局や芸能マスコミが芸能界の魑魅魍魎に協力するから、やくざなオキテがまかりとおるのです。

リテラが書いているように、むしろ裏切ったのはキムタクのほうで、彼の行動の背後に、芸能界の魑魅魍魎たちの意図が隠されているのはあきらかでしょう。

リテラ
SMAP解散で「新潮」が暴いていた真相! 飯島マネはメリー氏によるパワハラ解雇、裏切ったのはキムタクだった

飯島氏が退社するいきさつにしても、あまりにも理不尽な気がします。キムタクを除く4人の決断には、そんな理不尽さに対する義憤の念もあったのではないでしょうか。

とは言え、今回の騒動が向かう道筋は、既に上記のスポニチの記事で示されているのです。4人が芸能界に残るのなら、詫びを入れてジャニーズ事務所に残るか、ジャニーズ事務所や”芸能界のドン”の息がかかった第三者のプロダクションに移籍するか、どっちしかないでしょう、芸能界では、独立は”足抜け”を意味するのです。”足抜け”に失敗した遊女が遊郭の主から制裁を受けるのと同じように、オキテ破りの飯島氏が芸能界から追放されるのは当然でしょう。年間250億円を売り上げるSMAPが独立なんて許されるはずがないのです。

怖い、怖い、芸能界。今、私たちが見ているのは、”奴隷契約”の存続を目論む芸能界の魑魅魍魎たちが、芸能マスコミを使って4人に圧力をかけている(文字通り謀反を起こした4人を締め上げている)光景なのです。そんな4人に「解散しないで」「元に戻って」と言うのは、それこそ芸能界の魑魅魍魎たちの思うつぼと言えるでしょう。


関連記事:
『芸能人はなぜ干されるのか?』
2016.01.15 Fri l 芸能 l top ▲
シール検索2016月1月15日 


以前も取り上げましたが、上記は、本日、Google で「シール」と検索(PC検索)したトップページの画像です。5、6、7位と同じサイトのページが表示されています。しかも、ご覧のとおりタイトルも非常によく似ています。以前取り上げた記事が、昨年の12月17日で、以来ずっとつづいていますので、これは一時的なハグとはとても言えないでしょう。

Google の腹話術師たち
http://zakkan.org/blog-entry-1116.html

折しもGoogle の検索順位は、先週末に「コアアルゴリズムのアップデート」が実施され、かなり大幅な変動がありました。しかし、主に変動したのは、2ページ目以降です。アドセンスのスポンサーサイトが上位を占めるトップページは、「アップデート」などどこ吹く風で、このような”おかしな現象”がずっとつづいているのです。

その先週末の変動で、自サイトは圏外に飛んだのでした。しかも、その後、いっこうに復活する気配はなく、石原吉郎やソルジェニーツィンと同じように、このままラーゲリで強制労働の長期刑が科せられる可能性が高い気がします。

もちろん、Search Console(Google が提供するサイトオーナーのためのSEOツール)に「重要メッセージ」は届いていませんし、「手動による対策」にもスパムの警告はありません。自サイトの場合、「手動のペナルティ」ではなく、「自動のペナルティ」を科せられたのです。従ってサイトを手直してGoogle 様に「再審査」をお願いする方法もありません(お願いしたくもないけど)。「自動」で解除されるのを待つしかないのです。もちろん、永遠に解除されない可能性もあります。これほど理不尽な話はないでしょう。

ところが、SEO関連のサイトは、順位が下落したのにはちゃんと理由があると言うのです。ただ「品質ガイドライン」に抵触しているのがわかってないだけだ、と。彼らは、いつもそうやって「品質ガイドライン」をお題目のように(バカのひとつ覚えのように)唱えるだけです。

これ見よがしにトップページを3つのページが占めるサイトと圏外に飛ばされたサイト。そこにどれだけの「品質」の違いがあると言うのでしょうか。ふざけるなと言いたいです。むしろ、トップページを占めている3つのページこそ重複コンテンツではないのか。

現在、「シール」で上位に残っているのは、めったに更新もしないようなメーカーのサイトだけで、「シール」の通販サイトで上位に残っているサイトはひとつもありません。多くは圏外に飛ばされています。その代わりに、「シール」とは関係がなく、たまたま店名に「シール」の文字が入っているアイスクリーム屋やバッグショップのページがいくつも上位に表示されています。

このように、Google のアルゴリズムにおいては、通販サイトは(「シール」に関係のないアイスクリーム屋やバッグショップの後塵を拝するほど)大きなハンディを背負わさせているのです。でも、何度も言いますが、商品画像や説明文を重複コンテンツと看做されたら、通販サイトなんて成り立ちません。そんな基準がつづく限り、通販サイトが上位に来ることはないでしょう。

Googleはどうしてこんなおかしな検索エンジンになってしまったのか。やはり、それは、Google の広告に依存した体質が関係しているように思えてなりません。いつの間にか“検索のための検索“ではなく、”広告のための検索”になってしまったからでしょう。
2016.01.15 Fri l ネット・メディア l top ▲
昨日の夜、首都高羽田線の天王洲のあたりを走っていたら、高層マンションが林立する近未来的で華やかな夜景が目に飛び込んできました。昔は、あのあたりは水上生活者の船が多く係留されている一帯だったのです。その光景は、1964年の東京オリンピックの頃まで見られたそうです。それが今や億に届こうかという高級マンションが林立するエリアに変っているのでした。

私は、同乗者に、「すごいね。あのマンションにみんな人が住んでいるんだよ。よくお金があるね」と言ったら、東京生まれの同乗者は冷めた口調で、「みんな、無理しているんじゃないの」と言ってました。

それが東京なのです。景気がいいのか悪いのか、わからない。信じられないほど景気がよく見える部分もある反面、絶望的なほど景気が悪く見える部分もある。

たしかに東京という街は華やかです。しかし、ひとりひとりの生活は地味で危ういのです。夜遅く駅前のスーパーに行くと、勤め帰りのサラリーマンやOLたちが、気の毒なくらい質素な買物をしています。でも、俯瞰すると、街は華やかに見えるのです。

もうひとつ、最近、私が「すごいな」と思ったのは、街なかでモンクレールやカナダグースのダウンを着ている人がとても多いということです。モンクレールやカナダグースのダウンは、10万円以上もする高級ブランドです。駅前の舗道ですれ違う子ども連れのお母さんのなかにも、そんな高価なダウンを着ている人をときどき見かけます。また、20歳そこそこの若い女の子が、自分の給料と同じくらいの値段のダウンを着て街を闊歩しているのもよく目にします。

どうなっているんだと思いますが、それが東京なのでしょう。ホントに景気がいいのかどうか、誰もわからない。


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雨宮まみ『東京を生きる』
2016.01.14 Thu l 東京 l top ▲
昨日からこのブログのアクセスが通常の3倍くらい増えています。アクセス解析したら、昨年12月21日の記事(『拉致被害者たちを見殺しにした安部晋三と冷血な面々』)にアクセスが集中していることがわかりました。

『拉致被害者たちを見殺しにした安部晋三と冷血な面々』
http://zakkan.org/blog-entry-1117.html

さらに調べてみると、衆議院予算委員会で、民主党議員が、同書の内容について安倍総理に問い質したところ、安倍総理が例によって例の如く色をなして反論したらしいのです。そのやり取りをニュースで見た人たちがネットで検索したみたいです。

よくある話ですが、核心を突かれたので、むきになって”反論”したのでしょう。安倍政権ご用達の産経ニュースが、そのやり取りを詳細に伝えていました。

産経ニュース
安倍首相「違ったら国会議員をやめます」「国論を二分しようとの策謀に引っかかってはだめ」 拉致問題をめぐり熱弁

こういうやり取りを見ると、宰相Aは気が小さいボンボンのように思われるかもしれませんが、実際は違うという話があります。小学校時代の級友たちによれば、宿題を忘れたり遅刻をしたりして先生に叱られても、「へこむ」ことはなく平然としていたそうです。また、長年安倍家に仕えた乳母の女性も、宰相Aは気が強く度胸のある子どもだったと証言していました(いづれも野上忠興著『安倍晋三 沈黙の仮面』より)。

答弁の内容も、一国の宰相とは思えないほど如何にもバカっぽいのですが、この手の人間は興奮させればどんどんボロが出るのは間違いないでしょう。上げ底のファシストの化けの皮をはがすには、挑発して興奮させるのがいちばんいい方法なのかもしれません。


関連記事:
『宰相A』
2016.01.13 Wed l 社会・時事 l top ▲
知り合いの若者が、明日(1/11)成人式なんですと言うので、私は、「エエッ、成人の日って15日じゃないの?」って言ったら、彼は怪訝な顔をしていました。最近、若者とあまり接触がなかったので、成人の日が資源ゴミの日と同じ1月の第二月曜日に変ったことをすっかり忘れていたのです。

もっとも私の田舎では、成人式は夏のお盆休みにおこなわれていました。自分の成人式のとき、私は、東京のアパートで、体調を崩して学校にも行かず床に伏せることの多い毎日を送っていました。そんな私を見るに見かねた友人が、たまたま通学する途中のバスのなかで見たという、渋谷の山手通り沿いの病院に連れて行ってくれたのです。

診察した結果は、持病の再発でした。既に私は、中学のときと高校のときに二度入院していたのです。先生から「かなり悪いですね。まだ若いんだから田舎に帰って、もう一度身体を直してやり直したほうがいいですよ」と言われ、レントゲン写真などを渡してくれました。しかし、私は田舎に帰ることをまだためらっていました。すると、友人が私に内緒で田舎の親に連絡して、父親が東京まで迎えに来たのでした。

そのとき、父親がもってきたのが成人式の写真でした。と言うのも、写真館をやっていた父親は、毎年役場に頼まれて成人式の集合写真を撮っていたからです。私は、父親に説得されて東京の生活を引き払い、結局、九州の国立病院に1年間入院することになったのですが、そんななかで手にした成人式の写真には、卒業以来会ってない中学時代の同級生たちのちょっと大人になったなつかしい顔が映っていました。

また、翌年の1月15日の成人の日には、病院から記念のアルバムをもらいました。その頃は病状が芳しくなく、ほとんど寝たきりの状態でした。主治医の先生や婦長さんたちが病室にやってきて、「ご成人、おめでとうございます!」と言われて、のし紙に「祝成人」と書かれた記念品のアルバムをもらったのでした。そのとき、私は、成人の日というのは、社会的にも特別な日なんだなとしみじみ思ったことを覚えています。

今のコスプレまがいの奇抜な格好や”荒れた成人式”などを見ると、成人式もハロウィンなどと同じように、ただのイベントにすぎなくなった気がします。もし私の時代に今のような成人式だったら、あのような感慨を抱くことはなかったと思うのです。
2016.01.11 Mon l 日常・その他 l top ▲
とうとうと言うべきか、ついにと言うべきか(同じ意味ですが)、自サイトがメインのキーワードで圏外に飛びました。最後は60~100位を行ったり来たりしていましたが、昨日の午後、突然、姿を消してしまいました。検索順位を調べるツールでは、「300位以下」の表示になっています。

Google は年が明けてからペンギンアップデートの更新をおこなうとアナウンスしていますので、この”変動”はそれに関連したものかもしれません。実際にネットでも、自サイトと同じように、圏外に飛ばされたという書き込みがチラホラ見られます。ただ、まだ本格的な変動には至ってない感じです。

Google 帝国の親衛隊たちは、今さらのようにGoogle から「低品質」の評価を受けるには理由があると言うのですが、言われるまでもなく「低品質ガイドライン」なんて百も承知です。「品質ガイドライン」に抵触しないようにするのは、SEO にとって初歩の初歩でしょう。むしろ、Google の悪口を言ったから圏外に飛ばされたんだと言われたほうがよほどすっきりします。

調べてみたら、このブログで、今年の4月のモバイルフレンドリー以前に検索順位について書いたのは、なんと10年前だったということがわかりました(下記参照)。この10年間、SEOにおいてはそれなりに幸せな日常を送っていたということなのでしょう。

このまま流刑地に送られてラーゲリ暮らしになるのか。あるいは、取り調べだけで釈放されるのか。しばらくゲシュタポの動向を見守るしかありません。と言うか、全体主義国家では、もはやそうするしかないのです。ほかに手はないのです。


関連記事:
検索サイト
2016.01.10 Sun l ネット・メディア l top ▲
思うところがあって、ドメインを下記のように変更しました。これでタイトル(雑感)どおりのドメインになりました。

http://zakkan.org/

自動的にあたらしいドメインに移動になりますので、ブックマーク等の変更は必要ありません。

2016.01.09 Sat l ネット・メディア l top ▲
今夜、テレビ朝日の「甦る歌謡曲」という番組で、天童よしみが美空ひばりのすごさを語っていました。天童よしみによれば、美空ひばりがすごいのは、低い音から高音へ「しゃくる」ことがなく、最初から高音で歌いはじめるところだそうです。その代表曲が「哀愁波止場」なのだと。

もちろん、私たちにとって、美空ひばりは物心ついたときから”過去の人”でした。私たちが最初に買ったレコードは、ビートルズやローリングストーンズなどで、美空ひばりのレコードを買うなどもはや考えられませんでした。

私は、さっそくYouTubeで「哀愁波止場」を聴いてみました。「哀愁波止場」は、船乗りの愛しい人を待つ女心を唄った歌です。それは、「三月待っても逢うのは一夜」のようなせつない関係です。愛しい人が好んで口ずさんでいたのは、「五木の子守唄」でした。

YouTube
哀愁波止場

高音の裏声で描かれる夜の波止場の情景。それは美空ひばりでなければ描けない世界です。そして、私たちはいっきにその歌の世界に引き込まれていくのでした。

竹中労は、評伝『美空ひばり』(朝日文庫)のなかで、つぎのように書いています。

(略)真に民衆的なるものを戦後史に問うなら、とうぜん我々はページをくりなおさねばならない。そう、「屋根なし市場」から、美空ひばりが民衆とともに歌でひらいた廃墟の一ページを、起点とすることから始めなくてはならぬのである。(略)
 ゲテモノと嘲られ、ものまねと蔑まれながら、『悲しき口笛』『私は街の子』『越後獅子の唄』と、ひばりのうた声は庶民大衆の心の琴線に共鳴して、『リンゴ追分』のせつせつたる絶唱を生み、『哀愁出船』『哀愁波止場』戦後歌謡曲の最高峰へと昇華していくのである。彼女をささえたのは民衆の惜しみない拍手、それ以外になかった。


そこには、今の”邦楽コンテンツ”とはまるで違う、文字通り大衆音楽としての歌謡曲のありし日の姿があるのです。美空ひばりの高音域には、今のデジタル技術では捉えられない大衆の情感が表現されているのです。

でも、もう大衆はいないのです。プロレタリアもいない。竹中労は、60年安保のあと、「党派の神話」に決別してアナーキズムに「回心」する当時の心境について、「哀愁波止場から太平天国へ」という言い方をしていましたが、もちろん左翼もいないのです。右翼もいない。あるのは、コンテンツとして消費される「護憲ビジネス」や「愛国ビジネス」だけです。


関連記事:
ものみな”選挙の宣伝”で終わる
2016.01.07 Thu l 芸能 l top ▲
先日、津田大介氏のツイッターにつぎのような投稿がありました。

津田大介ツイッター2015年12月29日
引用元:https://twitter.com/tsuda/status/682005205639016456

これは、Facebookに投稿されたヘイト(人種差別)な書き込みを削除せず放置したことが、人種差別や民族憎悪を扇動した罪に当たるとして、ドイツのハンブルグの捜査当局がFacebookのマネージャー三名を扇動容疑で捜査しているというニュースを受けて投稿されたものです。

一方、その動きを受け、Facebook・Google ・Twitterの三社がヘイトな書き込みを24時間以内に削除することに合意したというニュースもありました。

もちろん、これはドイツの話です。日本ではヘイトな書き込みはし放題です。もっとも日本は、国連人種差別撤廃委員会が指摘したように、「朝鮮人を海に沈めろ」というようなヘイトなデモが許可され、しかもそれを合法的なデモとして警察が警護しているような国なので、ヘイトな書き込み云々以前の問題があると言えるでしょう。

今回の従軍慰安婦問題に関する日韓合意についても、Yahoo!トピックスには、合意以降、「慰安婦少女像 撤去に猛反発」「日韓合意 元慰安婦ら猛反発」「10億円拠出 少女像移転が前提」「韓国 記憶遺産不参加を否定」「慰安婦少女像移転 66%が反対」「元慰安婦ら 日本相手に訴訟」「慰安婦合意 韓国では破棄論も」など、「合意しないほうがよかった」とでも言いたげな記事がつぎつぎにアップされていました。すると、ヤフコメ(コメント欄)には、「やっぱり」「これだから韓国は信じられない」というようなお約束のコメントが殺到するのでした。

Yahoo!トピックスがどうしてそんな「合意しないほうがよかった」みたいな記事を優先的に掲載するのかと言えば、そのほうがアクセスが稼げるからです。そんなヘイトな感情を煽る記事のほうがFacebookやTwitterなどSNSに転載される可能性が高く(所謂バズって)、アクセスが何倍にもなって返ってくるからです。ニュースをマネタイズするには、とにかくアクセスを稼ぐ必要があるのです。

私は、今回の日韓合意の先に、日韓安保協定、6カ国協議再開(米朝国交正常化)、日韓からの米軍の撤退、日韓朝中米露6カ国による集団安保体制というアメリカのアジア外交戦略を見る田中宇氏の「国際ニュース解説」を興味をもって読みましたが、もちろん、Yahoo!ニュースにはそんな視点は皆無です。Yahoo!ニュースだけを見ていると、田中氏の「解説」なんて荒唐無稽に思えるに違いありません。

田中宇 国際ニュース解説
日韓和解なぜ今?


関連記事:
Yahoo!ニュースの罪
『ウェブニュース 一億総バカ時代』
2016.01.06 Wed l ネット・メディア l top ▲
同じことのくり返しになりますが、昨日(1/4)、自サイトがメインのキーワードで90位に下落しました。前回の記事(12/25)のあと、50位前後まで”回復”していたのですが、再び90位に下落したのです。こうして1週間から10日前後で下落・”回復”をくり返しています。

しかも、順位は徐々に落ちています。7位~20位で始まり、20位~40位、30位~50位、40位~70位、50位~90位と右肩下がりに下降しているのです。

で、昨日、私は、いつものようにサイトを更新しました。と言っても、別にむずかしいことをしたわけではありません。h1タグのみ使っていたトップページに、h2とh3を加えただけです。すると、ほどなく再び50位に戻ったのでした。これは今にはじまったことではありません。次回は逆のパターンをすればいいのです。いつもこのくり返しなのです。

Google には、順位が一定の期間で上下をくり返すヨーヨー現象というのがありますが、たしかに自サイトの事例はヨーヨー現象と言えばそう言えるでしょう。しかし、通常言われるヨーヨー現象にしては、その間隔があまりにも短い気がします。また、hタグの付け替え程度でヨーヨーが起きるというのも、あまりにも単純すぎてちょっと理解しがたいものがあります。

なんらかのフィルターがかけられているのは間違いないでしょうが、どうしてフィルターをかけられたのか、さっぱりわかりません。どう考えても理不尽な気がしてならないのです。香港で中国共産党に批判的な書店の関係者5人が相次いで失踪したというニュースがありましたが、それと同じで、突然秘密警察がやって来て、理由もなく拘束されたような感じです。

でも、SEO関連のサイトなどは、それにはちゃんと理由があると言うのです。彼らはなんでもわかったふりをするのです。わかったふりをすることがSEOなのでしょう。

SEOでは説明できない”不可解な現象”をどうして指摘しないのか。Google のアルゴリズムが、普遍的な価値に基づいた公平で公正なものであると本気で思っているのでしょうか。

今のウェブは、Googleが支配する全体主義国家のようなものです。言うなればSEOは全体主義を称賛することしかできない床屋政談のようなもので、それがSEOをしてバカバカしいと思うゆえんです。
2016.01.05 Tue l ネット・メディア l top ▲