今度は”イクメン議員”こと自民党の宮崎謙介衆院議員の辞職です。なんだか「不倫」はつづくよ、どこまでも♪と歌いたくなります。

宮崎議員を見ていると、「不倫」以前の問題として、こんな軽佻浮薄な人間が国会議員に選ばれていたことにただ驚くばかりです。とんだ”選良”がいたものです。

Wikipediaによれば、宮崎議員は、憲法改正や集団的自衛権の行使に賛成、原発は必要、村山談話・河野談話の見直し、ヘイトスピーチ規制に反対、女性宮家の創設に反対を主張しているそうです。謂わばバリバリの右派の「愛国」議員と言えるでしょう。お友達のネトウヨたちは、甘利辞任のときと同じように、宮崎議員の辞職表明も「潔い」「日本男子の手本」「武士だ」と称賛するのでしょうか。

どうしてこの国にはこんな「愛国」者しかいないのでしょうか。何度も言いますが、彼らが主張することは愛国でもなんでもないのです。買弁的な対米従属にすぎず、むしろ売国でさえあります。要するに、この国には、政治家になるための方便としての「愛国」や金儲けのためのビジネスとしての「愛国」しかないのです。

でも、問題なのは宮崎議員よりこういう手合いを選んだ有権者でしょう。ゲスの極みなのは、京都3区の有権者も同じでしょう。後援会の有力者とかいう人間が、テレビのインタビューで「裏切られた」と言ってましたが、こういうアホみたいなジイサン(地元有力者)が仕切る政治、民主主義って一体なんなんだとあらためて思わざるをえませんでした。

一方で民主党の岡田代表が、会見で、こういうことが政治不信を増幅させるのだと言ってましたが、私は、「お前が言うな」と思いました。今の政治不信を招いたのは、民主党も同じです。労働運動に寄生するダラ幹(労働貴族)たちが仕切っているという点では、民主党も五十歩百歩なのです。

先日、テレビ東京の「週刊テレビ新書」という番組に、AKB48の「総監督」・高橋みなみが出ていました。彼女の『リーダー論』という本が売れているそうで、司会の田勢康弘は、今の政治に必要なのは彼女のようなリーダー力だと絶賛し、高橋みなみに政治家になるつもりはないのか、是非政治家になってもらいたいなどと言っていました。また、AKB劇場の企画にも関わっているらしい田原総一郎も、同じように高橋みなみは政治家向きだと絶賛していました。私はそれを見て、こいつらなにを言っているだと思いました。田勢や田原が言う「政治」も、地元有力者のジイサンや連合のダラ幹が仕切る「政治」と同じなのです。

こんな「政治」がまかりとおる限り、下半身に人格のない「愛国」”イクメン議員”や「歯舞」を読めない北方担当大臣や国が定めた除染の基準値をまったく理解してない環境大臣などがこれからもどんどん出てくるでしょう。「歯舞」を読めない大臣の推薦で、今夏の参院選に自民党から比例代表で出馬する今井絵理子などは、さしずめその予備軍だと言えるでしょう。

もうひとつ、宮崎議員の「不倫」問題で私が興味をもったのは、芸能界と政界の関係です。よく言われることですが、”高級コールガール”としての芸能タレントの存在のその一端があきらかになったとも言えるのです。着物の着付けで親しくなったとか言ってますが、どう考えても金銭が介在してないわけがないのです。以前、モーニング娘。のメンバーによる枕営業が話題になったことがありましたが、考えようによっては、宮崎議員のような陣笠代議士には無名のグラビアタレントしか相手にしてくれないということなのかもしれません。中国の食品偽装や手抜き工事を笑えないのと同じように、韓国の芸能界のセックス接待を誰も笑えないのです。
2016.02.12 Fri l 社会・時事 l top ▲