横浜市長選・山尾志桜里


横浜市長選において、昨日(7月27日)、桜木町駅前で上のような光景が見られました(写真はネットから拾った画像をモザイク処理しています)。一瞬目を疑う光景ですが、これが民進党の姿なのです。

民進党の山尾志桜里衆院議員は、同党の牧山ひろえ参院議員(神奈川選挙区)とともに林文子候補の選挙カーに乗り、つぎのような応援演説をおこなったそうです。

林さんは「女性だからできない」という世の中を変えてきた先駆者。都知事も女性のリーダー。仙台市長選郡さんは素晴らしい結果を出した。実力のある女性リーダーが多様な市民の声とつながった時本当の意味で社会が動き政治が変わる。横浜も是非!

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山尾志桜里議員は、党内では前原誠司氏に近いと言われていますが、今回の行動は、単に「(スポンサーの)連合に頼まれたから」などという話ではないように思います。

林市政の問題点は、カジノだけではありません。横浜市の市立中学146校の歴史と公民の教科書は、2011年につづき2015年も「愛国心の育成に主眼を置いた」育鵬社の教科書を採択しているのです。日本会議は、「自虐史観」からの脱却を掲げ、全国の自治体に育鵬社の教科書の採択を要請する運動をおこなっていますが、横浜市は、育鵬社のシェアが4~6%と伸び悩むなかでも、その要請に忠実に(!)応えている自治体なのです。

山尾志桜里議員は、「保育園落ちた日本死ね」のブログをきっかけに、待機児童の問題を国会で取り上げた人物として知られていますが、もうひとつ、先の国会で大きな役割を果たした問題があります。それは、共謀罪と抱き合わせで成立した、性犯罪を厳罰化する刑法改正です。以前紹介した写真に見られるように、性犯罪の厳罰化を求める団体と金田勝年法務大臣をつないだのも山尾議員らなのです。

そんな“厳罰化の思想”と(国権主義的な)育鵬社の教科書を採択した林市政を支持する姿勢には、相通ずるものがあるように思えてなりません。

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一方、民進党では、蓮舫代表が辞意を表明したことに伴い、山尾議員の”親分”の前原誠司氏と枝野幸男氏が代表選に立候補すると言われています。民主党政権が崩壊したあとも、党人事などで出てくるのは当時の“戦犯”ばかりです。

有権者から見れば、野ブタを復権させたことで、蓮舫代表は最初からアウトだったのですが、前原氏も枝野氏もその点を批判することはないのです。自分たちも同じ穴のムジナなのですから、できるわけがないのです。有権者を愚弄しているのは、自民党だけでなく民進党も同じです。代表選に「リベラルか保守か」なんていう図式をあてはめるのも、単なるお笑いでしかありません。

政権崩壊の責任が不問に付されたまま、相も変わらず一部の人間たちで党人事がたらいまわしにされている民進党。支持率が下がれば下がるほど、自民党と一緒になりたい者たちの声が大きくなる民進党。そんな民進党に未来がないのは、誰が見てもあきらかです。「解党的出直し」などではなく、もはや解党するしかないでしょう。


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2017.07.28 Fri l 横浜 l top ▲