最近、いやになるほどスパムメールに悩ませられていました。

サイトでメールアドレスを公開しているため、ある程度はやむを得ないことだとは思っていますが、先週あたりから異常に増えて1日に数百通も届くことがありました。数えたら1時間に50通も届いていたこともありました。大半はアダルトサイトのダイレクトメールです。

サイトでは複数のメールアドレスを使っていますので、その分、届く数も多くなるのだと思いますが、それにしても異常です。

もちろん、メールソフトやサーバーなどで受信拒否の設定をしていますが、彼らはその都度アドレスを変えて送ってくるため、イタチごっこなのです。

ただ、セキュリティソフトなども活用して手間を惜しまずにひとつひとつ受信拒否の設定を行った結果、数日前から1日に20通くらいまで減ることができました。

そんな中、見慣れぬメールが1通混じっていました。某雑貨系検索サイトに登録しているサイト宛てに送信されたメールで、送信元はそのサイトに登録している有志の方々でした。

私はまったく承知していなかったのですが、その検索サイトが7月から更新されてなく、中には、有料広告を出すために広告料を送金したにもかかわらず広告が掲載されないというケースも発生していたようです。しかも、サイトの管理人ともまったく連絡が取れない状態がつづいていたのだそうです。

そのため、サイトに併設されていた掲示板で有志の方々が情報交換し協力して事態を把握した、その報告のメールでした。

メールや電話ではまったく応答がないので、直接管理人宅を訪問して郵便受に手紙を投函したところ、後日、郵便物を取りに来たご家族の方から連絡があったそうです。

ご家族の話によれば、管理人は不慮の交通事故で怪我して入院しているのだそうです。ご本人は事故により精神的にかなりのショックを受けており、退院しても身体に障害が残る状態なのだとか。

それを受けて登録サイトの有志の方々が手分けして登録しているサイトに報告のメールを送信したというわけです。1500通送信したと書いていました。

当ショップの場合、ただ登録していただけで半ば放置しているような状態でしたので、かえって恐縮するくらいでした。それに、このメールは、なんら連絡をしなかった(実際はできなかったのですが‥‥)サイトの管理人を非難するというより、突然、連絡が取れなくなった管理人を心配して何とか事態を把握しようとしていた有志の方々の様子が伺える内容で、最後に「とりあえず無事であることが確認できて安心しました」と書いていました。

ネットは悪意の塊だと言われますし、事実、そういった面は否定できないと思います。さしずめスパムメールなどはその最たるものでしょう。また、極々少数ですが、お買い物をしていただいたにもかかわらず、代金を払っていただけず、連絡も取れなくなるお客様もいらっしゃいます。

言うまでもなくネットといえども世間の延長なのですが、ややもすれば世間以上にネットに対しては斜に構えて見るようなところがあります。でも、こんな善意も存在しているのだと思うと、なんだかホッとした気持になりました。
2005.09.26 Mon l ネット・メディア l top ▲