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いよいよ今日から師走。そして、本格的なクリスマスの季節でもあります。東京もここ数日、寒い日がつづいていますので、きらびやかなイルミネーションがよけい冬の夜空に映える気がします。

パシフィコ横浜に行った帰り、電飾されたみなとみらいの観覧車にしばし足を止め見入ってしまいました。

もう20年近く前になるでしょうか、桜木町をメイン会場に博覧会が開催されたことがありました。そして、閉幕後、跡地にぽつんと取り残されるように建っていた観覧車を根岸線の車窓から眺めたことを思い出しました。

若い頃はこの季節になるとイルミネーションに彩られた街を胸躍らせながら闊歩したものです。特に、恋をしている若者達にとってこんな楽しい季節はないでしょう。取引先でアルバイトをしている女の子が、「(彼との関係を)何としてでもクリスマスまで持たせなきゃ」と言ってましたが、その乙女心は痛いほどわかります(笑)。

しかし、今の私は、あの広大な空地にぽつんと建っていた観覧車がなつかしくもあります。

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ところで、今日のテレビは昨日行われた朝青龍と亀田大毅の記者会見の話題で持ちっきりでした。要するに、私達が彼らに抱く違和感というのは、「強ければそれでいいのか」「勝ちさえすればそれでいいのか」ということに尽きるように思います。

しかし、よく考えてみれば、彼らは今の世の中の風潮を体現しているような気がしないでもありません。もとより、あの「礼儀を知らない」「口の利き方を知らない」態度というのは多くの若者にも共通したもので、何も彼らだけが特別ではないように思います。

最近、『「欲望資本主義」に憑かれた男たち』(伊藤博敏・講談社)という本を読んだばかりですが、この本には「「モラルなき利益至上主義」に蝕まれる日本」という副題が付けられていました。

つまり、そういった風潮を辿って行けば、結局、彼らを利用してひと儲けしようと企んでいる大人達も含めて、「儲かれば何でもいい」「儲かった方が勝ちなんだ」という市場原理主義=「モラルなき利益至上主義」に行き着くような気がしてなりません。「勝ち組」「負け組」などという言い方はその最たるものでしょう。そして、彼らを非難している私達は、もしかしたらただ単に天に唾しているだけなのかもと思いました。

ちなみに、亀田大毅が羽織っていた毛皮のコートについて、「あれはクズ(切れ端)のコヨーテをつなぎ合わせただけの安物だ」と喝破したファッション評論家のドン・小西さんだけが、唯一本音を語っていたように思いました(笑)。
2007.12.01 Sat l 社会・時事 l top ▲