ウェンディーズ

地方ではあまりなじみがないかもしれませんが、ハンバーガーチェーンのウエンディーズが年内で国内の店舗をすべて閉店し、日本から撤退するというニュースには驚きました。

私は、なぜかウエンディーズとは縁がありました。今でもウエンディーズに行くことがいちばん多いのですが、会社に勤めていた頃、会社から近いということもあって、麻布十番の商店街の入口にあったウエンディーズにそれこそ毎日のように行ってた時期もありました。また、数年前までは飯田橋のウエンディーズにも週に2~3回は行ってました。といっても、別にウエンディーズのハンバーガーが好きだとかいうのではないのです。まあ、強いていえば、わりあい店が空いているので入りやすかった(長居をしやすかった)ということでしょうか。

今回の撤退は、日本で事業を行っているゼンショーとのフランチャイズ契約がこの12月末で切れることが直接の理由のようですが、もちろんそれだけでなく、外食産業全体をおおっている売上不振が背景にあることは言うまでもありません。ハンバーガーだけでなく、吉野家やすき家や松屋などの牛丼店も既存店の売上は下降の一途をたどってどこも経営的に黄色信号がともっており、最近の値下げ競争も生き残りをかけた消耗戦の様相を呈してきたと言われるほどです。

今日も仕事先でその話題になったのですが、特に牛丼の場合、やはり、格差社会の影響が大きいのではないでしょうか。普通は景気が悪くなれば、牛丼のような店はむしろ客足が伸びるのではないかと考えがちですが、(実際に牛丼店に行けばわかりますが)もはや牛丼店の客層は、はっきり言って、「下流」ということばを連想するような層に完全に固定しているのです。

そして、この不況で、彼ら固定客の足も鈍くなってきたのでしょう。つまり、牛丼でさえ贅沢みたいな、そんな生活にさらに落ちているのではないでしょうか。じゃあ、逆に上から牛丼に落ちてくる人達はいないのかといえば、当然落ちてくる人達はたくさんいますが、それが餃子の王将だったり日高屋だったりスーパーの250円弁当だったりSHOP99の”内食”だったりして、牛丼の方に落ちてこないのです。そこに業界が直面する深刻な(構造的な)問題があるように思いますが、いづれにしても、寒い話であることはたしかです。
2009.12.14 Mon l 社会・時事 l top ▲