病院に行きました。先生から「どうですか?」と訊かれたので、「すこぶる快調です!」と答えました。すると、このままバックレると思われたのか、「薬が効いているのだと思いますよ。薬をやめるとまた再発する可能性がありますので、薬は飲みつづけた方がいいですよ」と釘をさされたのでした。でも、ホントに薬を飲まなくても「快調」なのです。ただ、薬代も含めて1回が3千円くらいだし、それに腎臓に石があり、それがいつ尿路に落下するともしれないので、いざというときのために通いつづけるのも損はないかなんて思いました。ずいぶん医者をなめた患者ですね。そのうちバチが当たるかもしれません。

廊下で診察を待っているのは、相変わらずくたびれた中高年男性ばかりでした。そんな中、「オレは違うぞ」と自分に言いきかせている自分がいました。ションベンが出ないのになにが楽しいのか、時折、受付の女の子に軽口を叩いている患者がいましたが、これがまた思わず耳を塞ぎたくなるようなおやじギャクのオンパレードなのです。受付の女の子もさすがに愛想笑いに疲れた様子でした。

長椅子にすわると、目の前のマガジンラックに『週刊朝日』があるのに気付きました。同誌の1/29号に掲載されている上杉隆さんの「検察の狂気」について、鈴木邦男さんが今回の小沢問題でいちばん本質をついている記事だと書いていましたので、さっそく読んでみました。小沢一郎は強面のイメージがあるけど、実際に会うと腰が低く人なつっこくていい意味で期待を裏切られるいうエピソードを読みながら、昔、渋谷の東急東横店で小沢一郎を見たという知り合いの女の子の話を思い出しました。当時学生で東横店でアルバイトをしていた彼女は、閉店間際、小沢一郎が秘書も連れずにひとりでペット売り場にやってきて、しばらくの間、目を細め腰をかがめてペット達に見入っていたのを目撃したそうです。彼女はそんな小沢一郎を見て、ホントに動物が好きなんだなと思ったとか。しかし、これが週刊誌の手にかかれば、小沢邸のペットはみんな建設会社からの闇献金で手に入れたもので、ペットの世話もドレイのような秘書達の仕事になっているという、坊主憎けりゃ袈裟まで憎い話になるのです。

産経から赤旗まで検察のリークに踊って、検察の暴走のお先棒を担いでいる光景は、まさに翼賛報道の最たるものでしょう。今更って感じですが、いざとなれば右も左も同じなのです。要するに、右だとか左だとか(ウヨだとかサヨだとか)言っているうちは本質的なものはなにも見えてこないということです。まさに小沢問題は、「検察の狂気」であるとともに「マスコミの狂気」であり「政治の狂気」でもあるのです。
2010.01.26 Tue l 社会・時事 l top ▲