病院に行きました。先生から「どうですか?」と訊かれたので、いつものように「快調です」と答えたら、なぜか先生は苦笑していました。ついでに花粉症の薬も処方してもらいました。ひとつはアレジオテックというアレルギー症状をおさえる」飲み薬です(薬局でジェネリックをすすめられてこの薬になりました)。ただ、この手の薬の特徴でもあるのですが、これを飲むと強烈な睡魔におそわれるので、その点が難儀です。もうひとつは、「アレルギー性鼻炎をおさえる」点鼻薬です。ほかに「目薬はどうしますか?」と訊かれたのですが、あいにく手持ちのお金が心細かったので、目薬は断りました(笑)。関東地方でも昨日あたりから花粉が本格的に飛散しはじめたようで、いよいよこれから憂鬱な季節のはじまりです。

ところで、これはネットで知ったのですが、かつて産経新聞の「斜断機」という名物コラムを執筆していた日垣隆氏のTwitterに、つぎのような"つぶやき"があったそうです。

かつて産経新聞でも連載していた関係で、知り合いも比較的多い産経新聞社。私の知る総ての社員が「2年以内に倒産する」と言っています。風説の流布ではありません。経営状況から見て、甘いような気もする程。
https://twitter.com/hga02104/status/8624043321


「新聞・テレビ断末魔」という特集をしていた『週刊東洋経済』(2/20号)でも、経営危機が噂される産経は「嫁入り前の身支度中」と書かれていました。残念ながら「倒産」ではなく、「利益体質構築後にフジ持株会社入りの方向」のようです。民主党のマニフェストにあるように、クロスメディア(クロスオーナーシップ)が禁止されれば産経がフジの持株会社に入れない(嫁入りできない)ので、産経がことのほか小沢=民主党叩きに熱心なのは、わかりすぎるくらいよくわかる話です。

ただ、これは産経や毎日だけの問題なのかと言いたいです。『東洋経済』の記事でも指摘されていましたが、むしろいちばん深刻なのは3期連続の赤字が予想されている朝日かもしれません。地方新聞との提携や夕刊の廃止や人員削減などリストラが進行中のようですが、その深刻さがいちばんわかっているのはボーナス4割減の社員達でしょう。小沢翼賛報道の背景には、こういった背に腹は代えられない事情があることはたしかで、これはテレビや週刊誌も同じです。

また、作家の小林信彦氏は、「汚れた鳩山民主党」なる特集をしていた『週刊文春』(2/25号)のコラムで、小沢報道についてつぎのように書いていました。 

(略)マスコミやら<評論家>は、小沢不支持が七十パーセントもある、とはしゃいでいますが、短期間に、あれほどの<検察からの一方的リーク情報>を流されたら、どんな人だって(福山雅治氏だって)人気がガタ落ちします。
 かりにA氏としますが、A氏について悪意のある情報を連日たれ流し、その上でA氏を支持するか、と大衆に訊けば、「支持しない」と答えるに決っている。その結果をいかにも嬉しそうに発表するテレビや新聞は、いったい、なにをやって、誰の味方でしょうか?

 まあ権力(霞が関とも表現されますが)とマスメディアが密着して、世論調査を実行すれば、こうなるに決まってます。彼らはそれほど、A氏がこわいのです。
(「本音を申せば」『週刊文春』2/25号より)


私はクロスメディアを禁止する法案は、マスコミ(とりわけ新聞)の安楽死法案だと思っていますが、今回の問題ほど報道がコントロールされる怖さを痛感したことはありません。記者会見の全面開放と併せて1日も早い成立が望まれますね。もう「新聞なんていらない」(宇多田ヒカル)。

>>しっぽを振る犬
2010.02.25 Thu l ネット・メディア l top ▲