また体調がすぐれず、この週末は寝たり起きたりの生活をしていました。ずっと身体のことが頭から離れず、気分も暗くなるばかりでした。病院に行ったら、免疫機能が低下しているので、時間をとってゆっくり休んでくださいと言われました。

最近、やたらと人の悪口ばかり言っている自分がいます。私は人一倍「いい人」でありたいと思うようなナルシシスティックな人間ですが、その分「意地の悪い」部分もかなりあります。ただ、最近の悪口は、意地が悪いというより被害妄想のような側面が強いように思います。やたらものごとを悪い方に解釈してしまうのです。だから、あとで「しまった」ということも多く、そして、自己嫌悪に陥るというパターンです。

この先にあるのは、間違いなく「老化」ですね。年をとると、こうやって”意地悪婆さん”になるのではないでしょうか。郵便局やスーパーなどで興奮して大声を出している初老の男性によく遭遇しますが、それは明日の自分の姿なのかもしれません。

定年退職した人をみると、再就職するにしてもほとんどはマンションの管理人か警備員か送迎バスの運転手か清掃のような仕事しかないのです。職業に貴賎はないと言うけれど、これらは仕事のわりに給料も安く社会的にも軽く見られる裏方仕事であることは事実でしょう。しかも、大半は契約社員かアルバイトなので会社からも軽く扱われるのです。

昔勤めていた会社にも守衛の方がいて、夜遅く会社に戻ると、受付にすわっていました。しかし、その方がどんな人であるかなんてまったく関心もなく、名前すら覚えていません。要するに眼中になかったのです。そういえばそんな人がいたなといった程度でした。

ただ年をとったというだけで、そんな眼中にも入らないような存在に追いやられれば、いつの間にか社会に対して疎外感を抱くようになるのは当然かもしれません。そして、今までの生き方や仕事に対する誇りや自信も打ち砕かれるような気持になるのではないでしょうか。一方で、気持だけは若いつもりでも肉体的な衰えは隠しようがないのです。そのギャップがいっそう苛立ちをつのらせることになるのでしょう。

社会的に軽く扱われる自分。自分をもちあげてくれるのは、セサミンEプラスと青汁と黒酢のCMだけというような、そんな哀しく情けない老後を支えてくれるものがやはり必要なのかもしれません。体調がすぐれず弱気になると、よけいそう思います。それは、家族でも趣味でも友達でも信仰でもなんでもいいのだと思います。でないと、”悪口ばかり言う自分”のような負の世界に沈澱していくだけのような気がします。

染色体の先端にテロメアという構造があって、テロメアは細胞分裂をくり返すごとに短くなり、それがある程度短くなると細胞分裂ができなくなるのだそうです。いわゆる細胞の死滅がおこるわけで、それが「老化」のメカニズムだといわれています。

テロメアの寿命までまだ時間はある。元気を出してがんばろう。
2011.08.29 Mon l 日常・その他 l top ▲