春節20124

今日は旧暦の元日だそうです。祖父母がまだ健在だった子どもの頃、祖父母の家では旧正月の前に餅つきをしていました。私の田舎では大晦日に「年取り」といって、一家が揃ってご馳走食べる風習があるのですが、旧暦の大晦日も祖父母の家では「年取り」をやっていました。子どもの私は正月が二度あるのが不思議でなりませんでした。また、祖父母は「数え年」で、実際より1つか2つ多く年齢を数えるので、それも混乱するばかりでした。

中国では旧正月のことを春節と言うのだそうです。それで、病院に診察に行ったついでに、中華街まで足をのばしました。さすがに旧正月の中華街は人も多く賑わっていました。首都圏の中国人たちも春節を祝うためにやってきているようで、いたるところで中国語が飛び交っていました。キンキラキンの成り金趣味の中国人は別ですが、一般の中国人は、ちょっとあか抜けない身なりや特徴ある髪型で、ひと目で中国人だとわかります。(余談ですが、中国人旅行客はどうしてみんなスポーツウェアなのでしょうか? この時期は決まってダウンジャケットだし)

そんなふるさとの正月情緒を求めてやってきた中国人の家族が、年に一度奮発して豪華な卓料理を囲んでいるのをみるにつけ、別に中国人に借りも義理もないけれど、なんだか胸が熱くなるものがありました。広島刑務所を脱獄した李国林受刑者の原点は、中国残留孤児二世らが江東区で結成した不良グループ「怒羅権(ドラゴン)」だそうですが、たしかに歌舞伎町や池袋西口などでは、金のブレスレットをチャラチャラいわせながら肩で風をきってのし歩き、青龍刀をふりまわすような、どうしようもない中国人がいるのも事実です。しかし、多くは異国の地でハンディを背負いながら、ささやかな夢と希望を胸に、歯を食いしばってがんばって生きているのだと思います。中華街に響き渡る春節のドラの音は、そんな中国人たちを励ましているようにも聞こえました。

今日は中華街では、「採青(さいちん)」という正月行事がおこなわれていました。要するに、日本で言う獅子舞のようなものです。詳細はつぎのサイトをご覧ください。http://www.chinatown.or.jp/agenda/event/984

「採青」がおこなわれている店の周辺は大変な人ざかりで、写真を撮るのも苦労するほどでした。ちょうど横ではNHKの腕章をつけたカメラマンが脚立の上に乗ってカメラをまわしていました。

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2012.01.23 Mon l 横浜 l top ▲