今朝のフジテレビの「とくダネ」に、オセロの中島知子をマインドコントロールしていたと言われていた占い師が登場して、マスコミの一連の報道に反論していました。マスコミの報道では、占い師は美食家で、豚のようにブクブク太っていると言われていましたが、実際はそうでもありませんでした。私は、同郷ということもありますが、どこか素朴な感じがするものの言い方に、逆に親近感を覚えたくらいです(それが彼女の”手”だと言う芸能レポーターもいますが)。宗教学者の島田裕巳氏も自身のブログ・島田裕巳の「経堂日記」で、「洗脳」に疑問符を付けていましたが、依存する関係ではあるものの、マインドコントロール(洗脳)というのはオーバーかもしれないと思いました。

中島知子がみるみる太っていったのも、占い師の命令で焼肉だがすき焼きだかを食べさせられたからだと芸能レポーターは(みてきたようなウソを)言ってましたが、あれはむしろ摂食障害のような心の病が原因のように思えてなりません。

谷原章介や井上陽水との関係がどんなものだったのか、恋愛だったのか、あるいは単に芸能界の女たらしに遊ばれただけなのか。そういった男性関係で傷ついた部分もあるのではないでしょうか。また、相方の松嶋尚美との関係で心おだやかでないものもあったかもしれません。アラフォーを迎える女性が、生き馬の目をぬくような芸能界をひとりで生きぬいていくには、さまざまなストレスやプレッシャーがあるだろうことは想像できます。芸能界はカタギの世界ではないのです。そんななかで、本音を吐き出して相談できる相手に出会えば、多少なりとも依存するようになるのは仕方ないでしょう。それをマインドコントロール(洗脳)と言ったら、身も蓋もないように思います。

それより、マインドコントロールと言うなら、野田佳彦首相のほうが深刻でしょう。まるでなにかにとり憑かれたかのように消費税増税に狂奔するその姿をみるにつけ、精神病理学的な分析も必要ではないかと冗談ではなく思います。なんだかヒロイズムに酔っている感じさえあります。

若い頃からただ政治家になりたい一心で松下政経塾に入った彼らにとっての政治と、私たちが考える政治とは全然違うのかもしれません。松下政経塾は、政党ではないのです。いわば政治家予備校みたいなもので、テクノクラートな政治家を養成する機関なのです。彼らは政党人ではないので、政党政治という観念も薄いのではないでしょうか。その意味では、官僚からマインドコントロールされやすいのはたしかでしょう。

民主党が「官僚政治の打破」を掲げて政権をとったことを考えれば、「官僚の言うまま」の彼らは”稀代の詐欺師”と言われても仕方ないでしょう。自民党が言うように、消費税増税はあきらかなマニフェスト違反です。それは増税の是非以前の問題です。どうして誰も今の状況が「異常だ」と言わないのか。マスコミは、中島知子なんかより野田首相らのマインドコントロールの問題を取り上げるべきではないでしょうか。そのほうがよっぽど深刻です。
2012.03.26 Mon l 芸能 l top ▲