酒井法子の弟(異母弟)が例の覚せい剤事件に関連した恐喝容疑で逮捕というニュースがありました。久々の酒井法子ネタですが、3年前、相前後して姉と弟が覚せい剤で逮捕されたという話まで蒸し返され、彼女にしてみれば迷惑この上もない行為でしょう。

既に元マネージャーを中心に、3年の執行猶予が明ける11月以降の芸能界復帰が着々と進められているそうですが、これで復帰も少し遠のくのではないかという話もあります。しかし、いづれにしても芸能界には復帰するつもりなのでしょう。そう言えば、長男は今春小学校を卒業して、私立の有名中学に進学することになったそうですが、そういった生活費はどこから出ているのだろうと思ったりします。なんだか優雅な執行猶予生活と言えなくもありません。芸能マスコミはどうでもいい話にうつつをぬかすのではなく、そういった庶民の疑問(!)にこそ答えてほしいものです。

もうひとつ、「あれはどうなったんだ?」と思ったことがあります。逮捕後、彼女が口にしていた「介護の仕事」です。「介護の仕事」はしないのでしょうか。あのときは、「芸能界復帰は考えてない。介護の勉強がしたい」と言ってました。あれはただ殊勝な態度を印象づけるための”イメージ戦略”だったのでしょうか。もしかしたら、そのときから将来の復帰をにらんで”戦略”が練られていたのかもしれません。

それにしても、芸能人はすごいなとしみじみ思いますね。芸能人をやめても芸能人なのです。スポットライトをあびて人様に身をさらす仕事をしている人間というのは、並みの神経の持ち主ではないようです。並みの神経ではそんな仕事はできないのでしょうか。

「広尾に行きたい」山口智子と同じように、最近は広尾に行くことが多いのですが、広尾あたりではそういった人様に身をさらす仕事から落ちこぼれた人間たちが、やや奇抜な格好をして歩いているのをよく目にします。そんな姿をみるにつけ、(よけいなお世話と言われるかも知れませんが)そうやって人生を踏み間違えたまま老いていくんだろうかと思ったりします。広尾に住んだことのある小倉千加子と中村うさぎも、対談で、広尾や麻布を「虚栄の町だ」「みんな成り上がりだ」と言ってましたが、世間のイメージと違って、広尾の路地にはそういった「虚栄」や「成り上がり」の裏に貼り付いたさみしさやかなしさが漂っているような気がしてなりません。それは酒井法子とて例外ではないはずです。

魑魅魍魎が跋扈する、なんでもありの芸能界ですから、いいようにたかられ、”キズもの芸能人”としてボロボロになるまで利用されポイ捨てされるのは目にみえている気がします。それでも芸能界に復帰して、恥を忍んで人様に身をさらすというのは、なんだかそうせざるをえない「宿命」を背負っているかのようです。もっとも、芸能の民がかつて「河原乞食」と蔑まれ、市民社会の公序良俗の埒外にいたことを考えれば、酒井法子が芸能界にすがるのもわからないでもないし、もとより芸能人というのは、そういうさみしくもかなしい「宿命」を背負った人間なのかもしれない、と思ったりもするのです。

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2012.03.28 Wed l 芸能 l top ▲