GALAXY NOTEⅡ


携帯(スマホ)をGALAXY NOTEⅡに換えました。私は手が大きいので、大判のスマホがいいんじゃないかという、ベタな理由からです。サイズは、通常のスマホとタブレット端末の中間くらいで、ポケットに入れて歩くにはぎりぎりの大きさといった感じです。

画面が大きいメリットはいろんなところで感じられ、どうしてauやソフトバンクは、このサイズのスマホを発売しないんだろうと思うくらいです。

ところが、私の周辺ではGALAXY NOTEⅡがえらく評判が悪いのです。その理由はただひとつ、韓国のサムスン製だからです。例の竹島問題以降、嫌韓の空気がここまで広がっているのか、とあらためてびっくりしました。

これがネットになるともっと極端で、韓国製を使う人間はもちろん、キムチを食べる人間も「反日」といった有様です。それではテレビも観れないのではないかと思ってしまいます。テレビ自体が日本製であっても、液晶パネルの多くは韓国製なのですから。それくらい韓国製品は世界を席巻しているのです。

そして、そういった嫌中・嫌韓の風潮は、じわじわとネットの外まで広がっているように思います。おそらく今回の選挙でも、排外主義的な政策を掲げて「強い指導者」を演じる政治家が支持を集めるのは間違いないでしょう。

この国はこのように”過去の栄光”にいつまでも拘泥し、そのため現実との乖離に遭遇すればするほど、現実に背を向け自閉していくばかりなのです。そして、逆に中国や韓国のしたたかさが際立つという寸法です。

以前紹介した『愚民社会』で大塚英志が言っていたように、中韓は「反日」という感情を抱えながらもなお、一方で日本を利用し日本を凌駕していく姿勢をとってきました。それがアジアから世界に打って出るには、もっとも合理的な方法だったのでしょう。

中国にしても、昔は「日本人民から学びたい」といったことばをよく口にしていましたが、もちろん、彼らは腹のなかでは舌をベロッを出していたはずです。

日本の製品をコピーして、なおかつそれをオリジナリなものに作りかえ、その上で世界の市場で勝負するのが彼らのやり方でした。そして、サムスンや少女時代のように、その成果が徐々に表れてきているのです。そんな状況に対して、日本人が苛立つ気持はわからないでもないですが、だったら、どうしてそれに背を向けたりせずに、逆に彼らを取り込むような努力をしないのか、そういった気概と戦略を持たないのか、と思います。

GALAXY NOTEⅡが韓国製だからダメだ、アップルのモノマネをしているからダメだと負け惜しみを言っても仕方ないのです。問題はどうしてGALAXY NOTEⅡのような製品が日本から生まれないのかなのです。そのことをもっと深刻に考えるべきでしょう。
2012.12.12 Wed l ネット・メディア l top ▲