2013年8月12日 009


横浜駅の西口のそごうに買い物に行ったついでに、ベイクォーターからみなとみらいの象の鼻パークまで散歩しました。

ちょうど夕方の5時すぎでしたので、3階のテラスにあるビアガーデンは、勤め帰りのサラリーマンやOLたちで行列ができていました。でも、上の4階や5階のテラスにも似たような飲食の店はあるのですが、にぎわっているのは3階のビアガーデンだけで、あとは閑散としていました。もっとも、盆休みということもあるのか、ベイクォーターのショップはどこも閑古鳥が鳴いていました。

横浜駅からベイクォーターはすぐですが、でも実際に行くとなると非常にわかりにくくて苦労します。これはベイクォーターに限らず、横浜の街自体がそうで、初めて来た人は戸惑うだろうなと思います。実際に途方に暮れた感じで案内板を見ている、観光客とおぼしき人たちをよく見かけます。

たとえばベイクォーターからみなとみらいに行くにはどうすればいいのか。あるいは、みなとみらい線のみなとみらい駅で下りても、そこから赤レンガ倉庫や山下公園に行くにはどうすればいいのか。地元の人ならわかるでしょうが、初めて横浜に来た人は途方に暮れるのではないでしょうか。

みなとみらいや赤レンガや山下公園や中華街や馬車道や伊勢佐木町や桜木町や野毛や元町や山手など、地名は有名なので知っているかもしれませんが、それらをくまなくまわるとなると至難の業です。

前にこのブログでも書きましたが、関内あたりは人も少ないし、それに威圧するような高いビルもないので、なんだかヨーロッパの街に似た雰囲気があり、私はあのあたりをぶらぶらするのが好きです。それは東京の街にはないものです。

そういった雰囲気を押す視点があっていいように思いますが、最近の横浜は、逆にそんな”横浜らしさ”から目をそらそうとしているような感じさえあります。

昨日、横浜市長選挙が告示されましたが、横浜市長選が結局”茶番”になってしまったのは、(私も市民のひとりなのであまり偉そうなことは言えませんが)やはり市民の力が弱いからでしょう。

市議会議員の木下よしひろ氏が、サイトに掲載している「横浜市の借金時計」によれば、平成24年度末の横浜市の一般会計の市債残高は、2兆4495億1127万4千円、特別会計・企業会計を合わせた全会計の市債残高は、4兆4430億6228万3千円だそうです(いづれも見込み額)。

一方、横浜市が発表した平成22年度(確定)の財政収支は、歳入は1兆3992億5100万円、歳出は1兆3796億9900万円で、57億1800万円の黒字ですが、ただこのなかには、1234億3300万円のあらたな市債の発行が含まれているのです。つまり、収入の4倍近くの借金を抱えながら、今なお借金は増えつづけているのです。

にもかかわらず、職員の給与は全国でもトップクラスです。職員数は、人口比から言っても決して多くなく、むしろ少ないくらいです。しかし、給与に関しては、下記の「参考」にあるように、「ラスパイレス指数」で見ると、高いレベルであることは否定できません。そして、2010年度は「ラスパイレス指数」が全国一になったのでした。

参考:
①平成24年度の横浜市の平均月額給与(総務省発表)
指定都市のラスパイレス指数の状況
指定都市別ラスパイレス指数等の状況
②横浜市総務局労務課が公表した平成24年度の平均給与年額
横浜市の給与・定員管理等について

6月の市議会で、7月1日から来年3まで、市長・職員の給与及び議員報酬を減額する条例案(市長・副市長は13%、職員は役職に応じて3.79~8.79%の減額)が可決されましたが、ただそれは、東日本大震災の復興財源にあてるため国家公務員の給与を7.8%引き下げたのに伴ない、政府が地方公務員の給与引き下げを要請したことに応じたものです。あくまで来年3月までの期間限定にすぎず、横浜市独自のものではないのです。

もちろん、市関係4労組(自治労横浜・横浜交通労組・横浜水道労組・横浜市教職員組合)が自分たちの既得権益を守ろうとするのは、労働組合として当然です。給与が高いのも闘いの成果で、彼らにとっては誇るべきことでしょう。また、言うまでもないことですが、”財政危機”の責任は、市職員にあるわけではないのです。市政をつかさどる行政と議会、それに私たち市民にあるのです。

要は、横浜市の現状に対して、納税者である市民がどう考えるかです。市民税や国民健康保険料など、市民への負担ばかりが優先されていますが、ゴミ収集の民間委託や新庁舎の建設や膨大な負債を抱える第三セクターの整理や市職員の天下りやワタリの問題など、課題はいくらでもあります。それは右も左も関係ありません。もっと喧々諤々の議論があっていいはずなのに、市民の声がまったく聞こえてこないのです。その結果が、今の緊張感の欠けた”オール与党体制”になっているのではないでしょうか。横浜は、このように市民の意識もイナカだと言わざるを得ないのです。

帰って万歩計を見たら、1万5千歩を越えていました。


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