明日(1/23)告示される東京都知事選挙。

原発推進か脱原発か反原発か、どれがホンモノでどれがニセモノかよくわかりませんが、しかし、これだけは言えるのではないでしょうか。3.11までみんな原発推進(黙認)だったということです。

3.11まで反原発の運動をしていたのはごく少数派でした。だから、あれだけの弾圧や嫌がらせを受けたのでしょう。日本共産党にしても、朝日新聞にしても、濃淡はあれ、実質的には原発をクリーンエネルギーとして推進(黙認)していました。朝日新聞なんて原発推進が「社論」だったのです。朝日新聞の科学部は、原発に反対する人間は記者として採用しないと明言していたくらいです。

それがどうでしょう。まるで昨日までの軍国主義者が一夜明けたら民主主義者や社会主義者になっていたあの敗戦のときと同じように、どこを向いても脱原発や反原発ばかりです。再稼動派にしても、将来は脱原発と言ってますので、今すぐか将来かの違いがあるだけです。そういった違いで争っているだけです。

そもそもイノセに433万票という「ギネスもの」(本人の発言)の大量得票を与えた、東京都民のなにに期待するというのでしょうか。彼らの”改心”に期待するのでしょうか。要するに、彼らは、今も昔もただ寄らば大樹の陰、風にそよぐ葦にすぎないのです。

もちろん、『原発ホワイトアウト』を地でいくような原子力ムラの巻き返しもありますが、その原子力ムラにしても、今までどおり推進できるとは誰も思ってないでしょう。読売新聞と産経新聞の細川叩きはすさまじいものがありますが、それは原発とは別の改憲派の卑しい心根と深謀遠慮によるものです。

そんななかで、私は、マスゾエやホソカワやウツノミヤよりもっと興味のある人物がいます。あの昭惠夫人です。マスコミの報道では、昭恵夫人は脱原発派だということでした。そして、安倍総理に対しては家庭内野党だと言われていました。

でも、最近は昭恵夫人の声がまったく聞こえてこなくなったのです。東京都知事選で、脱原発が争点になった途端に口を閉ざした感じです。ホントに仮面夫婦で家庭内別居あれば、今こそ脱原発の声を上げ夫に反旗を翻してもよさそうな気がしますが、なぜか急に貝のように口を閉じてしまったのです。

北海道大学の山口二郎教授は、1月7日付けの朝日新聞のインタビュー記事(「家庭内野党」か「応援団」か 発信続ける安倍首相夫人)に対して、つぎのようにTwitterで批判していました。

1月7日Twitter

「猿芝居」を真に受け、「昭恵夫人、お願いします」なんて言っていた反原発派もおそまつと言うしかありません。船井総研の故船井幸雄氏でさえ、生前、安倍首相のことを、「平気で『ええかげんなこと』を言う人」とブログで酷評していたそうですが、この昭恵夫人の「猿芝居」は、「原発事故での健康被害は今までもこれからも一切ない」「汚染水は完全にブロックされている」などというあの安倍総理のウソ臭さに通じているのは間違いないでしょう。なんだか「どんなウソでも言う」オウムと似てなくもありません。
2014.01.22 Wed l ネット・メディア l top ▲