
なつかしの「タイタニック」です。
しかし、私はどちらかといえば苦い思い出しかありません。
「タイタニック」がブームになる前からデカプリオやブラピーなど映画スターやロックミュージシャンのポストカードを扱っていました。
しかし、その前にスーパーモデルのブームがあり、むしろケイト・モスやシンディ・クロフォードのポストカードの方が売れていたくらいです。
ところが、ある日突然、「タイタニック」のヒットでてんやわんわの大騒ぎになりました。
そして、お決まりのパターンですが、我も我もといろんな業者が「タイタニック」のポストカードを扱いはじめたのです。もうそうなれば、あとは荒れるに任せるしかありません。
程なく「タイタニック」のブームが去ると、彼らも商品を放り投げまるでくもの子を散らすように立ち去って行ったのでした。後に残ったのは見るも無残なほど荒れ果てた市場だけでした。
昨今、益々その傾向が強くなっている気がします。メーカーや輸入元はもっと自分達の商品を大事にしてもらいたいと思うのですが、やはり、背に腹は変えられないのでしょうか。