
春の一日、深川から門前仲町界隈の下町探索に出かけました。
清澄庭園(写真)・深川江戸資料館・深川不動・富岡八幡などをそぞろ歩きしながらまわってきました。
深川というと、江戸時代の庶民の生活を描いた時代小説などによく登場しますが、たしかに隅田川を渡るとガラッと雰囲気が変わって、なんだかホッとした気持になります。
江東区も近年表の通りにはオフィスビルが目立つようになり、足早に行き交うサラリーマンの姿も多くなりましたが、通りから一歩中に入ると、まだ昔ながらのゆったりした日常が残っているところがあります。
特に我々地方から来た人間は肩肘張って生きているところがありますので、文字通りスーツを脱いで普段着に着替えたような気持になります。
永井荷風ではないが、永代橋の上から隅田川を眺めていたら、上京して20年、思えば遠くに来たもんだ、なんていつの間にか感傷的になっている自分がいました。