先日の記事で、PCでは広告を非表示にできるけど、スマホでは広告を非表示にできないというライブドアブログの”巧妙”な仕様について書きましたが、ところがそこには露骨な”区別”が存在していたのです。
スマホで広告の表示を拒否できないのは個人のユーザーだけで、「NPO、公共団体、教育機関、法人企業」は、スマホでも広告を拒否できるのだそうです。ライブドアの公式ブログでも、「『広告非表示プラン(無料)』は、NPO、公共団体、教育機関、法人企業を対象としたプランで、PC、スマートフォン、ケータイでの広告は非表示となります」と記載されていました。
ここにも、ネットの秩序化・リアル社会化・権威化の流れが示されていると言えます。さすがLINEで、機を見るに敏だなと思いました。
これはGoogleの検索も同じです。モバイルユーザーが見やすいサイト、つまり、モバイルフレンドリーにしないと検索順位を下げるとさんざん脅された挙句、4月21日にいざ蓋を開けてみたら、モバイルフレンドーに対応してないサイトが突如、下位から「飛び級」でトップページに登場してきたのでした。それも、ひとつやふたつではありません。しかも、その”異変”はPCだけではありません。肝心なモバイルの検索においても同様でした(さらに現在は、PCもモバイルもほとんど順位に違いがなくなりました)。
モバイルフレンドリーにしないと順位を下げるというあのGoogle の警告は一体なんだったのか。モバイル検索の1ページ目に表示されているサイトのなかでも、「スマホ対応」のサイトは2~3つしかありません。
「飛び級」で登場したサイトを見ると、見事なほどLINEの方針と重なります。「NPO、公共団体、教育機関、法人企業」など、Google が言うオーソリティサイトばかりです。しかも、「法人企業」の多くは、Google のアドワーズユーザー(広告主)です。
ネットの収益源は未だに広告頼りで、それはGoogle もLINEも事情は同じです。そう考えれば、ネットの秩序化・リアル社会化・権威化は当然の流れとも言えるのです。
そんな流れのなかで、モバイルフレンドリーに見られるように、個人ユーザーはいいように振りまわされ、いいようにコケにされるだけなのです。Google はよく「ユーザービリティ」ということばを使いますが、それは自分たちの都合をそう言い換えているにすぎないのです。
歌田和弘氏によれば、Google の”Don't be evil”という有名な理念について、スティーブ・ジョブズは、「うそっぱちだと激しく怒っ」ていたそうです。
歌田和弘の『地球村事件簿』
グーグルに対して怒りまくったスティーブ・ジョブズ
また、特許侵害をめぐってGoogle と抗争中のオラクルのCEO・ラリー・エリソン氏も、同様の発言をしているそうです。オラクルの場合、目クソ鼻クソという感じがしないでもありませんが、少なくとも実際のビジネスの現場では、GoogleもただのEvilな会社にすぎないということなのでしょう。
バカのひとつ覚えのように、Google が「すごい」「すごい」というだけのネットの事情通たち。Google がロゴを変えると、まるで大事件であるかのようにいっせいに書き立てる事大主義。なかには、Google の誰々が妊娠したなどとという記事を書いていたSEO業者までいました。


これは、本日、「シール」でPC検索したトップページの画像です。ずらりと並んだ「シール印刷」のタイトル。SEOではタイトルが検索順位に大きく影響すると言われていますが、これが世界中の優秀な頭脳が集まって開発したパンダやペンギンやモバイルフレンドリーの現実なのです。
スマホで広告の表示を拒否できないのは個人のユーザーだけで、「NPO、公共団体、教育機関、法人企業」は、スマホでも広告を拒否できるのだそうです。ライブドアの公式ブログでも、「『広告非表示プラン(無料)』は、NPO、公共団体、教育機関、法人企業を対象としたプランで、PC、スマートフォン、ケータイでの広告は非表示となります」と記載されていました。
ここにも、ネットの秩序化・リアル社会化・権威化の流れが示されていると言えます。さすがLINEで、機を見るに敏だなと思いました。
これはGoogleの検索も同じです。モバイルユーザーが見やすいサイト、つまり、モバイルフレンドリーにしないと検索順位を下げるとさんざん脅された挙句、4月21日にいざ蓋を開けてみたら、モバイルフレンドーに対応してないサイトが突如、下位から「飛び級」でトップページに登場してきたのでした。それも、ひとつやふたつではありません。しかも、その”異変”はPCだけではありません。肝心なモバイルの検索においても同様でした(さらに現在は、PCもモバイルもほとんど順位に違いがなくなりました)。
モバイルフレンドリーにしないと順位を下げるというあのGoogle の警告は一体なんだったのか。モバイル検索の1ページ目に表示されているサイトのなかでも、「スマホ対応」のサイトは2~3つしかありません。
「飛び級」で登場したサイトを見ると、見事なほどLINEの方針と重なります。「NPO、公共団体、教育機関、法人企業」など、Google が言うオーソリティサイトばかりです。しかも、「法人企業」の多くは、Google のアドワーズユーザー(広告主)です。
ネットの収益源は未だに広告頼りで、それはGoogle もLINEも事情は同じです。そう考えれば、ネットの秩序化・リアル社会化・権威化は当然の流れとも言えるのです。
そんな流れのなかで、モバイルフレンドリーに見られるように、個人ユーザーはいいように振りまわされ、いいようにコケにされるだけなのです。Google はよく「ユーザービリティ」ということばを使いますが、それは自分たちの都合をそう言い換えているにすぎないのです。
歌田和弘氏によれば、Google の”Don't be evil”という有名な理念について、スティーブ・ジョブズは、「うそっぱちだと激しく怒っ」ていたそうです。
歌田和弘の『地球村事件簿』
グーグルに対して怒りまくったスティーブ・ジョブズ
また、特許侵害をめぐってGoogle と抗争中のオラクルのCEO・ラリー・エリソン氏も、同様の発言をしているそうです。オラクルの場合、目クソ鼻クソという感じがしないでもありませんが、少なくとも実際のビジネスの現場では、GoogleもただのEvilな会社にすぎないということなのでしょう。
バカのひとつ覚えのように、Google が「すごい」「すごい」というだけのネットの事情通たち。Google がロゴを変えると、まるで大事件であるかのようにいっせいに書き立てる事大主義。なかには、Google の誰々が妊娠したなどとという記事を書いていたSEO業者までいました。


これは、本日、「シール」でPC検索したトップページの画像です。ずらりと並んだ「シール印刷」のタイトル。SEOではタイトルが検索順位に大きく影響すると言われていますが、これが世界中の優秀な頭脳が集まって開発したパンダやペンギンやモバイルフレンドリーの現実なのです。