19日のコロンビア戦の”歴史的快挙”について、朝日新聞の忠鉢記者がつぎのような記事を書いていました。
朝日新聞デジタル
日本代表「勝てば官軍」か ハリル解任、正当化は反発も
みんなが論理も倫理もクソもない「風にそよぐ葦」になった今だからこそ、こういう記事は貴重だと思います。
そんな「勝てば官軍」の報道を見るにつけ、坂口安吾ではないですが、戦争に負けた途端に、「生きて虜囚の辱めを受けず」などと言っていた軍人(もののふ)から「天皇の赤子」まで、我先に昨日の敵にすり寄っていったあの光景を想起せざるを得ないのです。まさにあのときからこの国の戦後がはじまったのです。
今回のワールドカップは、PKとカウンターで試合が決まることが多いのですが、そのなかで日本は、「百年に一度の幸運」を得たと言っても過言ではないでしょう。
「運も実力のうち」なんてのは、屁理屈にすぎません。サッカーに番狂わせはつきものですが、コロンビア戦に関しては、番狂わせと呼ぶのさえおこがましい気がします。明日のセネガル戦で日本の真価が問われるのは、言うまでもないでしょう。
余談ですが、わずか試合開始2分で10人でサッカーをすることを余儀なくされたコロンビアを見て、私は、もしこれがアルゼンチンだったらどうなっていただろうと思いました。10人になったら、メッシを交代させたでしょうか。もちろん、交代させることなんかできるわけがありません。でも、メッシをそのまま使えば、10人ではなく9人で試合するようなものです。”メッシ愛”が半端ねぇ小柳ルミ子には申し訳ないけど、メッシがいるアルゼンチンが相手だったら、5点くらい取れたかもしれません。そうなったらコロンビアどころではなく、日本中が狂乱したことでしょう。人気挽回を狙う「宰相A」が、代表チームに国民栄誉賞を、なんて言い出したかもしれません。
そして、私は、さらに話を飛躍させ、この国に全体主義をもってくるのは容易いことに違いないとあらためて思ったのでした。そんな論理も倫理もクソもないアジテーターがまだ出てきてないだけです。
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夜郎自大な国のサッカー
朝日新聞デジタル
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そんな「勝てば官軍」の報道を見るにつけ、坂口安吾ではないですが、戦争に負けた途端に、「生きて虜囚の辱めを受けず」などと言っていた軍人(もののふ)から「天皇の赤子」まで、我先に昨日の敵にすり寄っていったあの光景を想起せざるを得ないのです。まさにあのときからこの国の戦後がはじまったのです。
今回のワールドカップは、PKとカウンターで試合が決まることが多いのですが、そのなかで日本は、「百年に一度の幸運」を得たと言っても過言ではないでしょう。
「運も実力のうち」なんてのは、屁理屈にすぎません。サッカーに番狂わせはつきものですが、コロンビア戦に関しては、番狂わせと呼ぶのさえおこがましい気がします。明日のセネガル戦で日本の真価が問われるのは、言うまでもないでしょう。
余談ですが、わずか試合開始2分で10人でサッカーをすることを余儀なくされたコロンビアを見て、私は、もしこれがアルゼンチンだったらどうなっていただろうと思いました。10人になったら、メッシを交代させたでしょうか。もちろん、交代させることなんかできるわけがありません。でも、メッシをそのまま使えば、10人ではなく9人で試合するようなものです。”メッシ愛”が半端ねぇ小柳ルミ子には申し訳ないけど、メッシがいるアルゼンチンが相手だったら、5点くらい取れたかもしれません。そうなったらコロンビアどころではなく、日本中が狂乱したことでしょう。人気挽回を狙う「宰相A」が、代表チームに国民栄誉賞を、なんて言い出したかもしれません。
そして、私は、さらに話を飛躍させ、この国に全体主義をもってくるのは容易いことに違いないとあらためて思ったのでした。そんな論理も倫理もクソもないアジテーターがまだ出てきてないだけです。
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