私のようなサッカーの素人でも、イニエスタの凄さはよくわかります。今日のデビュー戦でも、その抜きん出たテクニックの一端を垣間見ることができました。イニエスタの鋭いスルーパスに、ヴィッセル神戸の選手が付いて行くことができなかったほどです。
トーレスの果敢で迫力あるゴール前のパフォーマンスも然りです。日本の選手だとチャンスにできないような場面でも、トーレスはチャンスを演出するのです。その違いを観るだけでも、サッカーの醍醐味を味合うことができます。
アジアでは中国のスーパーリーグに世界レベルのスター選手を取られて、Jリーグは場末感が否めませんでしたが、イニエスタとトーレスの加入はJリーグに大きな刺激になることでしょう。もちろん、リップサービスは別にして、彼らがいづれJリーグに失望するのは目に見えています。できる限り長く日本に留まり、日本サッカーに風穴を空けてくれることを願うばかりです。
私の中にはまだワールドカップの余韻が残っていますが、ワールドカップの試合を観ても、ヨーロッパなどのチームと比べると、日本が見劣りするのは否定し得ない事実でしょう。なんだかバタバタするばかりで迫力がなく、スピードもまるで違うのでした。「世界から称賛されている」なんて片腹痛いのです。
でも、サッカー通(サッカーのコアなファン)は「ニッポン、凄い!」と言うばかりです。日本のサッカーは確実に世界レベルに近づいていると、十年一日の如く言い続けています。永遠にそう言い続けるつもりなのでしょう。彼らは、ネトウヨと同じで「煽られる人」にすぎません。サッカーの素人たちは、サッカーメディアやサッカー通のアホらしさに対して、遠慮せずに嘲笑する勇気を持つべきでしょう。ワールドカップを観てもわかるように、熱狂的なサッカーファンと言ってもただの酔っぱらいにすぎません。ホントにサッカーを楽しみ、サッカーを冷静に観ているのは、サッカーの専門誌も読んでなくて、サポーターとも呼ばれないようなサッカーの素人たちなのです。
今夜のフジテレビのスポーツニュース「S-PARK」では、イニエスタの日本デビューのニュースを後まわしにして、「香川真司の復活を支えた『フィットネス』」なんて特集を延々とやっていました。香川真司が安物のアイドルのような恰好をした“カリスマトレーナー”と出演して、彼女との「異色コラボ」でロシアW杯に臨んだ話をしていました。まるで青汁のCMと見まごうような特集でした。こういったところにも、ハリル解任の背後にあった「スポンサーの意向」が顔を覗かせているように思いました。
そんなミエミエの特集がイニエスタデビューのニュースより優先される日本のサッカー報道のいかがわしさを、私たちはもっと知る必要があるでしょう。そして、日本サッカーの閉塞感がこういったところから始まっているのだということも知る必要があるのです。
関連記事:
日本サッカーとゼロ年代の批評家たち
トーレスの果敢で迫力あるゴール前のパフォーマンスも然りです。日本の選手だとチャンスにできないような場面でも、トーレスはチャンスを演出するのです。その違いを観るだけでも、サッカーの醍醐味を味合うことができます。
アジアでは中国のスーパーリーグに世界レベルのスター選手を取られて、Jリーグは場末感が否めませんでしたが、イニエスタとトーレスの加入はJリーグに大きな刺激になることでしょう。もちろん、リップサービスは別にして、彼らがいづれJリーグに失望するのは目に見えています。できる限り長く日本に留まり、日本サッカーに風穴を空けてくれることを願うばかりです。
私の中にはまだワールドカップの余韻が残っていますが、ワールドカップの試合を観ても、ヨーロッパなどのチームと比べると、日本が見劣りするのは否定し得ない事実でしょう。なんだかバタバタするばかりで迫力がなく、スピードもまるで違うのでした。「世界から称賛されている」なんて片腹痛いのです。
でも、サッカー通(サッカーのコアなファン)は「ニッポン、凄い!」と言うばかりです。日本のサッカーは確実に世界レベルに近づいていると、十年一日の如く言い続けています。永遠にそう言い続けるつもりなのでしょう。彼らは、ネトウヨと同じで「煽られる人」にすぎません。サッカーの素人たちは、サッカーメディアやサッカー通のアホらしさに対して、遠慮せずに嘲笑する勇気を持つべきでしょう。ワールドカップを観てもわかるように、熱狂的なサッカーファンと言ってもただの酔っぱらいにすぎません。ホントにサッカーを楽しみ、サッカーを冷静に観ているのは、サッカーの専門誌も読んでなくて、サポーターとも呼ばれないようなサッカーの素人たちなのです。
今夜のフジテレビのスポーツニュース「S-PARK」では、イニエスタの日本デビューのニュースを後まわしにして、「香川真司の復活を支えた『フィットネス』」なんて特集を延々とやっていました。香川真司が安物のアイドルのような恰好をした“カリスマトレーナー”と出演して、彼女との「異色コラボ」でロシアW杯に臨んだ話をしていました。まるで青汁のCMと見まごうような特集でした。こういったところにも、ハリル解任の背後にあった「スポンサーの意向」が顔を覗かせているように思いました。
そんなミエミエの特集がイニエスタデビューのニュースより優先される日本のサッカー報道のいかがわしさを、私たちはもっと知る必要があるでしょう。そして、日本サッカーの閉塞感がこういったところから始まっているのだということも知る必要があるのです。
関連記事:
日本サッカーとゼロ年代の批評家たち