昨日、渋谷の取引先の店にいたら、「子供用の歯ブラシはありますか?」と初老の女性がやって来ました。「孫が夏休みで遊びに来るので用意しておかなくちゃと思いましたね」とうれしそうに言ってました。
まして地方のおじいちゃんおばあちゃん達は、そうやって帰省してくる孫に会えるのを今から心待ちにしているのではないでしょうか。
今日の午後、埼玉に向かっている電車の中に小学校低学年くらいの男の子がひとりで乗っていました。背中には大きなリュックを背負っていて、そのリュックには名前と連絡先を書いた名札が下がっていました。
彼は落ち着かない様子で、ドアの上にある駅の案内板を何度も見に行ったり、駅に着くたびに窓の外に目を凝らして駅名を確認していました。
それを見て、なつかしい感じがしました。
私も子供の頃、夏休みになるとひとりでバスに乗って母親の実家に遊びに行ってました。
あといくつで目的のバス停に着くか、何度も指を折って数えていました。目的のバス停が近づくと、もし降りるのに遅れたどうしようと不安に襲われて、早くから座席を立ち、出口の前に立っていました。
そして、バス停が近づき、迎えに来ている叔父の姿を遠くに見つけると、ホッとしたものです。「よく来たな」と叔父から頭を撫でられると、なんだが誇らしい気持になったことを覚えています。
今日の小さな旅は、おそらく彼にとって一生忘れられない思い出になるのではないでしょうか。そして、何十年後かに思い出したとき、ちょっぴりせつない気持になるのかもしれません。
まして地方のおじいちゃんおばあちゃん達は、そうやって帰省してくる孫に会えるのを今から心待ちにしているのではないでしょうか。
今日の午後、埼玉に向かっている電車の中に小学校低学年くらいの男の子がひとりで乗っていました。背中には大きなリュックを背負っていて、そのリュックには名前と連絡先を書いた名札が下がっていました。
彼は落ち着かない様子で、ドアの上にある駅の案内板を何度も見に行ったり、駅に着くたびに窓の外に目を凝らして駅名を確認していました。
それを見て、なつかしい感じがしました。
私も子供の頃、夏休みになるとひとりでバスに乗って母親の実家に遊びに行ってました。
あといくつで目的のバス停に着くか、何度も指を折って数えていました。目的のバス停が近づくと、もし降りるのに遅れたどうしようと不安に襲われて、早くから座席を立ち、出口の前に立っていました。
そして、バス停が近づき、迎えに来ている叔父の姿を遠くに見つけると、ホッとしたものです。「よく来たな」と叔父から頭を撫でられると、なんだが誇らしい気持になったことを覚えています。
今日の小さな旅は、おそらく彼にとって一生忘れられない思い出になるのではないでしょうか。そして、何十年後かに思い出したとき、ちょっぴりせつない気持になるのかもしれません。