沢尻エリカが合成麻薬のMAMDを所持していたとして、麻薬取締法違反容疑で逮捕されましたが、逮捕したのは、マトリ(厚生労働省麻薬取締部)ではなく、マトリのライバルと言われている警視庁の組織犯罪対策課でした。
今回の逮捕は、安倍政権の「桜を見る会」の疑惑隠しのためではないかという見方がありますが、あながち的外れとは言えないでしょう。週明けからメディア(特にテレビのワイドショー)は、沢尻逮捕のニュース一色になるに違いありません。安倍晋三首相の、あの二度に渡る「異例の」ぶら下がり会見を見ても、官邸が「桜を見る会」の疑惑にかなり慌てていたのは間違いないのです。
どこかのフリーターが逮捕されたのではニュースにもならないし、なんのインパクトもありません。有名芸能人でなければならないのです。
共産党が国会質問のために資料請求したその日に、内閣府は「桜を見る会」の招待者名簿を破棄したそうですが、これはモリカケ疑惑のときとまったく同じで、まさにマフィア化する政治の面目躍如たるものがあると言えます。
招待者名簿の破棄は、どう考えても証拠隠滅で、公職選挙法及び政治資金規正法違反容疑で言えば、沢尻エリカ以上の逮捕要件ではないのかと思ってしまいますが、ときの政権の「違法」行為に対しては、国家ぐるみで隠ぺい工作に手を貸すのでした。「上級国民」ではないですが、法の下の平等なんて絵に描いた餅にすぎないのです。
「桜を見る会」の疑惑に見られるのも、税金=国家を食い物にする構造です。長期政権の「緩み」などという呑気な話ではありません。安倍政権は、言うなれば”営業右翼”のようなもので、「改憲」や「嫌韓」を錦の御旗にしながら税金=国家を食い物にしているのです。また、国家を食い物にするだけでなく、国家を細切れにして、アメリカ=グローバル企業に売り渡してもいるのです。何度も言いますが、ここにも「愛国」と「売国」が逆さまになった“戦後の背理”が見事なほど見て取れるのでした。私たちはまず、声高に「愛国」を叫ぶ者たちをこそ疑わなければならないのです。右翼風に言えば、安倍晋三首相は日本にとって獅子身中の虫ではないのか、そう思えてなりません。でも、安倍晋三首相をそのように見る右翼・民族派はほとんどいません。それどころか、既成右翼もネトウヨ化しているのが現実だとか。
あだしごとはさておき、MDMAは、「エクスタシー」という俗称があるように、”キメセク”で使われる「セックスドラッグ」として有名なクスリだそうです。大麻などとはまったく性格の異なるクスリなのです。そう言えば、不倫相手の銀座のホステスを死なせた押尾学も、使用していたのがMDMAでした。ASKAがクスリに溺れるきっかけになったのもMDMAだと言われています。
子どもの頃から芸能界にいてまわりの大人たちからチヤホラされてきた沢尻エリカが、世間知らずでわがままであるのはおよそ想像が付きます。世間知らずでわがままであるということは、それだけスキがあるということです。それに、あのハーフの美形です。クスリ漬けにして、いいように弄び、あわよくば金ヅルにしようと企む芸能界やその周辺にいるワルたちが近寄って来るのは当然なのです。
女優としての才能を高く評価されながら、クスリで”転落”したその軌跡を考えるとき、スターダストプロモーションから契約解除されたあとに、エイベックスと業務提携したのがポイントになるような気がしてなりません。
ただ、ひとつだけ言えば、沢尻エリカは少なくとも税金でクスリを買ったわけではありません。税金を食い物にする総理大臣と比べて、どっちがワルか、指弾すべきなのはどっちなのか、少しでも考えればわかることでしょう。
溝口敦著『薬物とセックス』(新潮新書)によれば、男性がMDMAを多用すると勃起不全になるので、男性が女性に投与するケースが多いそうです。
同書には、次のようなMDMAの体験談が掲載されていました。
もちろん、合成麻薬も裏社会のシノギになっており、元締めから蜘蛛の糸のように伸びた売人のネットワークは、社会の隅々まで張り巡らされているそうです。そして、彼らがまず最初にやるのがヤク中を作ることなのです。
今回もまた、捜査情報がTBSにリークされていたようですが、これからもヤク中の有名人は、ことあるごとに権力者の都合で利用され、(目くらましのために)晒し者にされ市中引き回しの刑に処されるのでしょう。権力者の下僕と化したメディアは、今や市中引き回しの囃し役になっているのです。「麻薬撲滅」なんて単なる建前にすぎないのです。そして、いつだって「悪は栄え、巨悪は眠る」のです。
今回の逮捕は、安倍政権の「桜を見る会」の疑惑隠しのためではないかという見方がありますが、あながち的外れとは言えないでしょう。週明けからメディア(特にテレビのワイドショー)は、沢尻逮捕のニュース一色になるに違いありません。安倍晋三首相の、あの二度に渡る「異例の」ぶら下がり会見を見ても、官邸が「桜を見る会」の疑惑にかなり慌てていたのは間違いないのです。
どこかのフリーターが逮捕されたのではニュースにもならないし、なんのインパクトもありません。有名芸能人でなければならないのです。
共産党が国会質問のために資料請求したその日に、内閣府は「桜を見る会」の招待者名簿を破棄したそうですが、これはモリカケ疑惑のときとまったく同じで、まさにマフィア化する政治の面目躍如たるものがあると言えます。
招待者名簿の破棄は、どう考えても証拠隠滅で、公職選挙法及び政治資金規正法違反容疑で言えば、沢尻エリカ以上の逮捕要件ではないのかと思ってしまいますが、ときの政権の「違法」行為に対しては、国家ぐるみで隠ぺい工作に手を貸すのでした。「上級国民」ではないですが、法の下の平等なんて絵に描いた餅にすぎないのです。
「桜を見る会」の疑惑に見られるのも、税金=国家を食い物にする構造です。長期政権の「緩み」などという呑気な話ではありません。安倍政権は、言うなれば”営業右翼”のようなもので、「改憲」や「嫌韓」を錦の御旗にしながら税金=国家を食い物にしているのです。また、国家を食い物にするだけでなく、国家を細切れにして、アメリカ=グローバル企業に売り渡してもいるのです。何度も言いますが、ここにも「愛国」と「売国」が逆さまになった“戦後の背理”が見事なほど見て取れるのでした。私たちはまず、声高に「愛国」を叫ぶ者たちをこそ疑わなければならないのです。右翼風に言えば、安倍晋三首相は日本にとって獅子身中の虫ではないのか、そう思えてなりません。でも、安倍晋三首相をそのように見る右翼・民族派はほとんどいません。それどころか、既成右翼もネトウヨ化しているのが現実だとか。
あだしごとはさておき、MDMAは、「エクスタシー」という俗称があるように、”キメセク”で使われる「セックスドラッグ」として有名なクスリだそうです。大麻などとはまったく性格の異なるクスリなのです。そう言えば、不倫相手の銀座のホステスを死なせた押尾学も、使用していたのがMDMAでした。ASKAがクスリに溺れるきっかけになったのもMDMAだと言われています。
子どもの頃から芸能界にいてまわりの大人たちからチヤホラされてきた沢尻エリカが、世間知らずでわがままであるのはおよそ想像が付きます。世間知らずでわがままであるということは、それだけスキがあるということです。それに、あのハーフの美形です。クスリ漬けにして、いいように弄び、あわよくば金ヅルにしようと企む芸能界やその周辺にいるワルたちが近寄って来るのは当然なのです。
女優としての才能を高く評価されながら、クスリで”転落”したその軌跡を考えるとき、スターダストプロモーションから契約解除されたあとに、エイベックスと業務提携したのがポイントになるような気がしてなりません。
ただ、ひとつだけ言えば、沢尻エリカは少なくとも税金でクスリを買ったわけではありません。税金を食い物にする総理大臣と比べて、どっちがワルか、指弾すべきなのはどっちなのか、少しでも考えればわかることでしょう。
溝口敦著『薬物とセックス』(新潮新書)によれば、男性がMDMAを多用すると勃起不全になるので、男性が女性に投与するケースが多いそうです。
同書には、次のようなMDMAの体験談が掲載されていました。
<服用から三〇分程度たつとスイッチをオンしたようにガツンと効果が表れて薬効が切れるまで、瞳孔が開き、高い声が出るようになり、歯が折れたり内頬がザクザクになるほど無意識に歯を食いしばり続けます。
音楽やSEXが最高に気持よくなり、一緒に使用している人と深い友情、愛情に結ばれているように思えます。
実際はタイプでは全くない不細工な異性なのにもかかわらず、色っぽい美人に見えて、尋常じゃない性欲がやってきますが、チン〇ンは立ちません。
しかし覚醒剤同様に全身クリトリスになったと思わんばかりの快感があります。
効果が出ている間は体温調整が分からなくなり、現状が暑いのか寒いのか分からなくなります。
人によってはクラブなどで効果が切れるまで永遠に踊り続けたり、酷い幻覚を見て苦しんだり、痙攣や嘔吐して、最悪の場合、死にます>
もちろん、合成麻薬も裏社会のシノギになっており、元締めから蜘蛛の糸のように伸びた売人のネットワークは、社会の隅々まで張り巡らされているそうです。そして、彼らがまず最初にやるのがヤク中を作ることなのです。
今回もまた、捜査情報がTBSにリークされていたようですが、これからもヤク中の有名人は、ことあるごとに権力者の都合で利用され、(目くらましのために)晒し者にされ市中引き回しの刑に処されるのでしょう。権力者の下僕と化したメディアは、今や市中引き回しの囃し役になっているのです。「麻薬撲滅」なんて単なる建前にすぎないのです。そして、いつだって「悪は栄え、巨悪は眠る」のです。