
夜、ふと、ヤフーでみずからのサイトを検索したところ、思わず口をあんぐりしてしまいました。ヤフーにおいてはこの3ヶ月間、ビックキーワードの「シール」では13位~15位をキープしていたのですが、これが一気に42位に下落していたのです。
いつものヤフーの気まぐれなのでしょうか。
ヤフーがそれまでのカテゴリー検索からグーグルなどと同じように、自前のYSTという検索エンジンを使ったページ検索に変わったのが去年の10月でした。
シールマニアは当初、9位に位置していました。それが12月に入って突然、トップページが消えてしまったのです。つまり、検索されなくなったのです。
そのときの狼狽ぶりは去年の12月22日の記事に書いているとおりです。
そして、今年の4月になってやっと復活したばかりでした。
こんな場合、ネットではあたかもサイトの側に問題があるかのような意見が多いのですが(そうやって自分たちの生殺与奪の権利を握っている検索エンジンに拝跪するしかないのでしょうが)、どう考えても、ヤフーが勝手に右往左往しているとしか思えません。
たとえば、検索したときに表示されるサイト名も、先月まではヤフーにカテゴリー登録した名称が表示されていました(当サイトの場合は「シールマニア」)。ところが、今月に入って急にグーグルなどと同じようなページタイトル(「シール販売 シールマニア」)に変更になりました。
説明文も同様で、最初はカテゴリー登録した文面のみが表示されていました。しかし、最近はそれにYSTがキャッシュしたサイトの文言が加わるようになりました。
そして、そのたびに順位がめまぐるしく変わるのですから、サイトを運営している身としては嘆きたくもなろうというものです。
ヤフーに関しては、最近、”ロリポップ問題”というのがネット上で話題になっています。ロリポップという非常にリーズナブルなレンタルサーバーがあるのですが、それを利用したサイトがことごとくヤフーから消えている、つまり、検索されなくなっているらしいのです。
ただ、この場合は、ヤフーのクローラーを弾くように設定していたロリポップ側のミスが原因だったようですが、みんな、そうやって検索エンジンの動向に一喜一憂せざるを得ないのが現実です。
もっとも、最近はヤフーの順位が落ちても、以前ほどアクセス数や注文件数が落ちることはなくなりました。サイトを開設して2年半が経っていますので、それだけ口コミなどの比率が高くなっているのかもしれません。
ともあれ、わが国でも官民が共同して”日の丸”検索エンジンの開発がはじまるなど、検索エンジンの公平性と信頼性が以前にも増して問われるようになっています。これもネット社会の習熟度の表れなのかもしれませんが、いろんな検索エンジンが登場して「権力」が分散するのはいいことではないでしょうか。