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新宿バスタ~駒ヶ根バスターミナル~(ホテル泊)~駒ヶ根駅~しらび平~【木曽駒ヶ根岳(乗越浄土)】~しらび平~駒ヶ根駅~岡谷駅~新宿駅

※山行時間:約2時間(休憩含む)
※山行距離:約2キロ
※山行歩数:約5,000歩


ゆるゆる登山、第三弾。中央アルプスの木曽駒ケ岳(2956メートル)に登りました。しかし、とんだ顛末になり、「撤退」せざるを得ませんでした。

木曽駒ケ岳に登るべく、14日から長野の駒ヶ根に行きました。余裕があれば、隣の宝剣岳(2931メートル)にも登りたいと思っていました。ただ、時間的に日帰りは無理があるので、GoToキャンペーンを利用して前泊することにしました。いったんは15日・16日で予約していましたが、16日が雨の予報に変わったのでキャンセルして、日程を一日早めて14日・15日で再度予約し直しました。

14日は泊まるだけなので、新宿バスタから午前11時20分発の高速バスに乗りました。駒ヶ根バスターミナルに着いたのは、午後3時半すぎでした。新宿バスタから乗ったのは7人だけで、いづれも伊那インターまでで降りたので、それ以後は乗客は私ひとりだけになりました。

駒ヶ根バスターミナルは、バスターミナルと言えば聞こえはいいですが、別に始発のバスが待機しているわけでも、バスが何台も停まることができるスペースがあるわけでもなく、建物の中に切符売り場と待合室があるただの停留所です。昔、私の田舎にあったバスの停留所とよく似ていました。しかし、今週末だかに建物自体が閉鎖され、切符売り場と待合室もなくなるみたいです。ちなみに、自分の田舎の停留所は、閉鎖どころかバスの路線そのものがとっくの昔に廃止になっています。

昔は、電車(汽車)で駒ヶ根にやって来る人が多かったのでしょう。駅近辺のホテルや旅館に泊まり、翌日、バスターミナルからバスに乗って観光や仕事に出かけたい違いありません。しかし、車社会になった今は、電車とともにバスを利用する客も、めっきり減ったのでしょう。現に、高速バスでも、駒ヶ根バスターミナルまで乗るような奇特な客は私以外いないのです。また、JR飯田線はSuicaも使えない単線なので、電車の本数も少なく、利便性がいいとはおせいじにも言えないのでした。

駒ヶ根バスターミナルでは、下車してすぐに駒ヶ根駅からしらび平のロープウエイ駅までのバスとロープウエイがセットになった往復乗車券を買いました。4640円でした。

東野幸治が木曽駒ケ岳に登ったときの動画がYouTubeにアップされていますが、窓口で往復乗車券を買ったら4130円だったので、「高ッ!」と驚いていました。東野幸治がバスに乗ったのは、途中の菅の台バスセンターからです。ロープウェイの山麓駅があるしらび平まではマイカー規制されているため、車で直接行くことはできません。通常は、駐車場が整備されている菅の台バスセンターでバスに乗り替えなければならないのです。と言うことは、駒ヶ根駅から菅の台バスターミナルまでの運賃が差額の510円ということになります。時間にして10分くらいの距離です。私もあらためて「高ッ!」と思いました。どうりで地元の人が乗らないわけです。ちなみに、新宿バスタから駒ヶ根バスセンターまでの高速バスは、ネット予約で片道3800円です。それと比較すれば、往復のロープウェイ代が含まれているとは言え、バスの運賃が如何に高いかわかろうというものです。

駒ヶ根バスターミナルから駒ヶ根駅までは、歩いて5分くらいの距離でした。駒ヶ根の駅前通りも、典型的な地方都市の悲哀が漂っており、まるでゴーストタウンのようでした。最初、月曜日なので商店街が定休日なのかなと思ったけど、通りを歩くと、閉店してシャッターを下ろした店ばかりでした。しかも、看板を見ると、チェーン店ではなく、昔からやっていた地元の商店です。時代の流れと言えばそうなのかもしれませんが、こうやって個人商店がどんどん潰れて、商店街がゴーストタウンのようになって行くのは、この国の基底にある経済が(ささやかでつつましやかな庶民の生活が)崩壊していることを意味しているのだと思います。郊外のチェーン店とは、その存在の意味合いが根本的に違うのです。”保守”を名乗る政治家が、「規制緩和」の名のもとに、ネオリベラリズムに拝跪してこの国の基底にある経済(地域経済)を崩壊させているのです。「愛国」とは何かということをあらためて考えざるを得ませんでした。

前から歩いて来た女性に、「駅はどっちですか?」と尋ねたら、怯えたような表情をしてやや後ずさりしながら「あ、あっちです」と言ってました。もしかしたら対人恐怖症かなんかじゃないかと思ったけど、でも、考えてみたら、私の恰好も普通ではないのです。185センチを超える大男がパンパンに膨らんだザックを背負って(しかもザックのサイドポケットからは変な棒のようなものが出ている)、大袈裟なハイカットの登山靴を履いているのです。そのため身長も2メートル近くになっているはずです。しかも、面倒くさかったので3日間髭も剃っていません。まるで山にエサがなくなって里に下りて来た熊みたいで、女性が怯えるのも無理はないのです。

駅に行ったのは、翌日、駅から駒ヶ根ロープウェイ行きのバスに乗るので、その乗り場を確認するためでした。私は“予備がないと不安症候群”なので、このように事前にリサーチしないと不安で仕方ないのです。ところが、確認もなにもバス停は二つ?しかなく、閑散とした駅前ではひと目でそれとわかりました。

ふと見ると、駅の真向かいに食品スーパーがありました。駅前通りではちょっと離れたところにコンビニが1軒あったきりなので、スーパーで夕食の弁当を買って行こうと思いました。ところが、店のドアは閉められおり、店を出入りする人もいません。「休みなのか?」と思って、店に近づき、ガラス窓に顔を寄せて中の様子を伺うと、店内には制服を着た店員の姿がありました。ホッとして中に入ると、ちゃんとした食品スーパーでした。弁当や総菜もそれなりに充実していました。ただ、レジも含めて店で働いているのは、50代~60代くらいのおばちゃんばかりでした。やはり、ゴーストタウン化した駅の近くは、若い人も敬遠するのかもしれません。

スーパーで買った弁当を持ってホテルに向かうと、私が予約したホテル以外にも、周辺には数軒のホテルや旅館がありました。ただ、(私が泊まったホテルも含めて)いづれもさびれた感じで、おせいじにも繁盛しているようには見えませんでした。駒ヶ根は、私の田舎と同じように、昔は登山の拠点で、多くの登山者が前泊していたのでしょう。登山やハイキングを「山岳観光」と言うそうですが、ホテルや旅館は、そんな古き良き時代の名残りのように見えました。

最近、昼夜が逆転した生活がつづいているため、前夜もほとんど寝ていませんでした。そのため、ホテルに入ってすぐに寝てしまい、目が覚めたのは午後11時すぎで、それから弁当を食べて、再びベットに入ったものの、翌朝までまんじりともしませんでした。

翌日は、駒ヶ根駅から午前7時発のロープウェイ行きのバスに乗りました。駅からバスに乗ったのは11名でした。いづれもザックを背負ったハイカーでした。バスを待っていると、横に並んでいたのはホテルで見かけた老人でした。「あれっ、同じホテルだったですよね」と言ったら「そうかもしれませんね」と言っていました。さらに隣の女性も、「私もです」と言っていました。聞けば、二人はバスではなく、飯田線の電車でやって来たのだそうです。

「あのホテル、臭くありませんでした?」と私。
「たしかに」
「私は一晩中窓を開けて寝ましたよ。でも、途中で寒くなったので暖房を入れました」
「でも、ネットで検索したら駒ヶ根駅の近くではあのホテルしか出て来なかったんですよ」

たしかにそうなのです。私はじゃらんを利用したのですが、駒ヶ根駅近くでは私たちが利用したホテルしかヒットしなかったのです。GoToキャンペーンを利用して3500円だったので、あまり文句も言えないのですが、ネットのレビューを見ると「部屋が臭い」「ボイラーの音がうるさい」と書かれていました。いづれもその通りで、ネットのレビューも一概に無視できないなと思いました。

バスは途中何人かのハイカーを乗せて、菅の台バスセンターに着きました。ところが、車内から見えたバス停の光景に目が点になりました。と言うか、恐怖を覚えました。数百人のハイカーが長蛇の列を作っているのです。そのため、バスは密どころではなく、補助席も使うほどの”超密”の状態になりました。もうメチャクチャです。自粛警察が乗り合わせたら発狂したかもしれません。サングラスにマスク姿の月光仮面のように完全武装したバスの運転手も興奮して、もっと詰めろとマイクでまくし立てていました。まるで収容所に移送される捕虜のようでした。今までのゆるゆる登山で行った入笠山や北横岳とは雲泥の差です。

身動きもとれない”超密”の中、離合にも苦労するような狭い山道を30分くらい走ると、しらび平の山麓駅に到着しました。バスから降りると、そのままロープウェイの乗り場に並びました。もちろん、ソーシャルディスタンスなどどこ吹く風で、登山の恰好をした囚人たちは押すな押すなで我先に並んでいました。

私たちが乗るのは始発のロープウェイなので、数分待てば改札が始まるはずでした。ところが、時間になっても改札口が開きません。そうするうちに、次のバスもやって来たみたいで、乗り場も混雑してきました。改札口から続く列も長く延びていました。

すると、「只今、ロープウェイの点検に時間がかかっております。もうしばらくお待ちください」というアナウンスが流れました。さらに、「これから整理券を配りますが、整理券が40番以降のお客様は次の便になりますので、列を離れてお待ちください」というアナウンスが流れました。

バスで一緒だった老人がやって来たので、「こんなことはよくあるんですか?」と訊いたら、「しょうっちゅうですよ。2時間も待ったことがありましたよ」と言ってました。老人は相模原からやって来たとかで、木曽駒ケ岳にも何度も登っているそうです。山にも詳しく、登る途中に、あれが何山と山座同定をしてくれるので、まわりにいたハイカーたちも次々と老人に山名を訊いていました。

老人によれば、菅の台バスセンターで、今日はいっぱいなので帰ってくれと言われたこともあったそうです。

ロープウェイは、結局、30分遅れて出発しました。約8分で山頂駅に着いて、駅を出た途端、目の前に飛び込できた千畳敷カールの雄大な景色に思わず心の中で感嘆の声をあげました。実際に、「キャー、すごい!」と叫んでいた山ガールもいました。

山頂駅からは300メートル強の標高差を約2時間で登るのですが、登山口の標高が既に2600メートルで空気が薄いため、すぐに息が切れます。そのため、何度も立ち止まって息を整えながら、ほうほうの体で稜線の乗越浄土(のっこしじょうど・2858メートル)に辿り着きました。休憩時間を除けばほぼコースタイム通りでしたが、それでもきつかったイメージしかありませんでした。

ネットやガイドブックなどでは、木曽駒ケ岳は初心者向けになっていますが、「これが初心者向け?」と思いました。たしかに、ロープウェイを使えば、片道で僅か2キロ足らずの距離です。しかし、距離が短いとは言え、登山道は稜線の乗越浄土までは岩の急登で、初心者はあまり経験しない道です。落石が出ないようにネットで補強していましたが、下る際、躓いたりすれば滑落する危険性もあります。登山者が多いので、他の登山者を巻き込む怖れさえあるでしょう。

東野も動画で、こんなのはチョロいみたいな言い方をしていました。動画の中でもハアハア息を切らして登っているシーンは皆無でした。まるで鼻歌でも歌いながら登っているような感じでしたが、それがYouTubeのウソなのです。登っている山の名前もろくに言えず、しかも、自分が登る山がどの山かもわからずに山に登って、こんなのチョロいと言われたのでは、山をバカにするのもいい加減にしろと言いたくなろうというものです。でも、登山系ユーチューバーの動画の多くは、東野の動画と似たか寄ったかなのです。

乗越浄土まで登れば、あとは登山道もゆるやかになり、残り1時間で木曽駒ケ岳の山頂に到着します(その予定でした)。乗越浄土で写真を撮り、先にある山小屋(宝剣山荘)に向けて歩いていると、小屋の前で男性と女性がなにやら叫んでいました。山荘からは宝剣岳と木曽駒ヶ岳に分岐するのですが、両方に向かって叫んでいるのです。

前から夫婦とおぼしき二人連れの登山者が引き返して来ました。「どうしたんですか?」と訊いたら、「ロープウェイが停まるらしいので引き返せと言われた」と言うのです。私は、とっさに今朝、点検のためにロープウェイが遅れたことを思い出しました。スマホで検索すると、たしかに本日のロープウェイは運休となっていました。でも、奥さんはあきらめきれないらしく、「どんどん人が登って来ているじゃない。もう一度確かめてよ」と言うと、旦那さんは再び山小屋に行きました。そして、戻って来ると、「やっぱりホントみたいだ」と言ってました。私が、「もしロープウェイに乗れないとどうやって下ればいいんですか?」と尋ねると、「伊那前岳から北御所に下りるしかないですね」と言います。奥さんは「いやだあ」と言ってました。

それで、私も仕方なく乗越浄土で引き返すことにしました。でも、下からは次々とハイカーが登って来ています。登りと下りで渋滞が生じるほどでした。「どうなっているんだ?」と思いましたが、下の方まで下りるともう登って来るハイカーの姿はありませんでした。

サイトで運休の告知があったのは9時半すぎなので、私たちがちょうど乗越浄土に着いた頃です。だから、それまでは何便か動いていたのかもしれません。遊歩道まで下りると、登りのときとは違った剣ケ池の方の道を歩いて、千畳敷カールを散策して駅に向かいましたが、駅でもそんなに待たずにロープウェイに乗ることができました。

駒ヶ根駅までのバスも、菅の台バスセンターまでは補助席を使うほど超過密でしたが、途中から乗客は私ひとりになりました。駅に着いたのは午前11時半すぎでした。しかし、次の新宿行きの高速バスは3時間後です。それで、駒ヶ根駅から飯田線で伊那を通り岡谷まで行って、岡谷駅から特急あずさに乗って帰ることにしました。

岡谷駅で特急に乗り換える際、ホテルで一緒だった老人にまた会いました。乗るときは気が付きませんでしたが、駒ヶ根から同じ電車だったみたいです。老人は、特急で甲府まで行って、甲府でぶどう?を買って帰ると言ってました。

老人は、山小屋の呼びかけを無視して途中の中岳まで行って引き返したそうで、「中岳まで行くと、御嶽山が見えるんですよ」「木曽駒の楽しみは御嶽山が見えることですよ」と言ってました。私がロープウェイの運休について、「あんなことはよくあるんですか?」と尋ねると、「よくはないけど、ときどきあるみたいですね」と言ってました。「初めての人は戸惑うかもしれないけど、よく知っている人はまたかと言う感じで動じないですよ」と言っていました。

「整理券を配るにしても、やっていることが変でしょ?」と言ってました。そう言えば、整理券を配るのはいいけど、改札が開く前に整理券を回収するのです。改札口を通る際に回収すればいいものを、どうしてそんなわけのわからないことをするのだろうと思いました。
「第三セクターで上は公務員の天下りなので、トラブルに巻き込まれないようにあんなややこしいことをしているんだと思いますよ」
でも、あんなことをすると、整理券を貰ってない人間が割り込んで乗るケースもあるでしょう。なんだか公務員特有の事なかれ主義のような気がしないでもありません。
「今日もお客とのトラブルが面倒なので、いち早く運休にしたのでしょ。でも、実際は下りは動いているのです」
(追記:翌日は、点検の結果異常はありませんでしたので、朝から運転しますと告知されていました。結局、異常がなかったのです。なんじゃらほいというような話です)

ネットでも、木曽駒ヶ岳に関して、ロープウェイの係員の説明や整理券の配布に「だまされた」というような書き込みがありましたが、たしかに会社の対応は竜頭蛇尾で場当たり的なところがあります。ハイカーもそれがわかっているので、引き返すようにという呼びかけも無視して登って来るのでしょう。

途中で会ったおばさんたちは、「運休と言っても、いったん登った人間を無視することはできないでしょ」と言いながら、そのまま登って行きましたが、おばさんたちも下りが確保されていることがわかっているのかもしれません。

余談ですが、今回乗った高速バスも、同じ路線でも経路が微妙に違う伊那線と飯田線があることがわかりました。登っている途中で、以前奥多摩の御前山で会った若者とばったり再会し、しばらく立ち話をしたのですが、私が前泊したと言ったら、「エエッ、前泊ですか」と驚いていました。彼によれば、飯田線のバスに乗って駒ヶ根インターで降りて、「女体」というバス停からロープウェイ行きのバスに乗り替えれば日帰りも充分可能なのだそうです。しかも、午前7時発の飯田線のバスは、駒ヶ根インターまでノンストップなので時間もはやいのだとか。私が乗ったのはどうやら伊那線だったようです。同じ路線に伊那線と飯田線があるなんてまったく知りませんでした。

御前山で会ったとき、まだ山に登りはじめて1年ちょっとの初心者ですと言っていましたが、今回は木曽駒でテン泊したのそうです。宝剣岳にも登ったと言うので、どうだったと訊いたら、「思ったより難しくないですよ」と言ってました。なんだか前に会ったときよりたくましくなったみたいで、若いって羨ましいなあと思いました。

追記:
帰ってから当日のネットの山行記録を読んでいたら、乗越浄土まで登って引き返した人に対してもバスとロープウェイの往復券の払い戻しが行われたみたいです(太っ腹な話ですが)。しかし、私たちは何も知らされてなかったのでそのままバスに乗って帰りました。少なくとも私と一緒にロープウェイで引き返した人たちはみんな知らなかったと思います。クレームがあったので払い戻したのかもしれませんが、こういうところも実にいい加減なのです。煩悩具足の凡夫である私は、なんだか4640円損したような気持になりました。しかも、翌々日には、運休に関する「お知らせ」と「お詫び」も、何もなかったかのようにサイトからきれいさっぱり消えていました。お見事としか言いようがありません。


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駒ヶ根市の駅前通り。平日の午後3時すぎの光景です。

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ホテルの部屋。夜中に撮ったので部屋が暗い。

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ロープウェイの中。60人の定員を40人に限定しているそうですが、このように通勤電車並みの密です。

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山頂駅を降りると、千畳敷カールの雄大な景色が目に飛び込んできました。

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遊歩道(登山道)の入口にある駒ケ岳神社。

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途中から振り返ると、雲海の向こうに南アルプス(赤石山脈)の山々を望むことができました。甲斐駒ヶ岳・仙丈岳・北岳・間ノ岳、右端に荒川三山。その上に富士山もちょこっと頭を覗かせていました。

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山頂駅と千畳敷ホテルの建物も徐々に小さくなります。

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急登の八丁坂に差しかかりました。いわゆる胸突き八丁という意味でしょう。

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乗越浄土(2858メートル)に到着。あとはなだらかな稜線歩きになります(なるはずでした)。

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左が宝剣山荘。右は天狗荘。

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中岳。木曽駒は中岳を越えた先です。

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宝剣岳。

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宝剣岳の岩峰。混雑にはうんざりだけど、宝剣岳には登りたい。

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仕方なく引き返しましたが、登山道は激混みでした。

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下まで降りると嘘みたいに人がいなくなった。

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登りとは別の遊歩道を歩いて帰りました。

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これぞアルプスという感じの風景。九州ではお目にかかれない山容です。

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よく目を凝らすと、左手の白い帯状の登山道にハイカーの姿が見えます。

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千畳敷から宝剣岳を見上げる。
2020.09.16 Wed l l top ▲