膝痛ですが、その後、まったく痛みが消えません。前の記事に書いたとおり、当初は楽天的だったのですが、徐々に深刻になってきました。

痛みの箇所は、膝の前下のやや内側、シロウトの見方ですが、膝の関節図を見ると、関節軟骨のあたりのような気がします。

座っているときや階段を登ったり下りたりするときはほとんど痛みはありません。歩いていて、足を着地し膝が延びるときに痛みが出るのです。つまり、交互に足を出すのに、一瞬片足立ちになり全体重がかかるときに痛みが発生するのでした。

両膝を比べると、再び右膝が少し腫れているように思います。水がたまりはじめているのかもしれません。

月曜日に病院に行った際、次回は1週間後と言われましたが、明日でもまた行ってみようかなと思っています。

経験者に訊いてみようと膝の手術した知人に電話をしたら、病院や整骨院に対する悲観的な話ばかり聞かされて暗い気持になりました。彼は、何年も前から膝痛に悩み、病院や整骨院を渡り歩いたけど改善せず、結局、人工関節?を入れる手術をしたそうです。「もういくらお金を使ったかわからないよ」と言っていました。

ネットで検索しても、たとえば温める方がいいのか、冷やす方がいいのかさえわかりません。温めた方がいいと書いているサイトもあるし、冷やす方がいいと書いているサイトもあります。なかには、冷やしてくださいと書いているけど、後半になったら温めてもいいですと書いているサイトもありました。また、ストレッチをした方がいいのか、しない方がいいのか、それもはっきりしません。どっちなんだとツッコミを入れたくなりました。

と言っても、それらは一時問題になったキュレーションサイトです。Googleで検索して出て来るのは、キューレーションサイトばかりです。そういったなりすましの”腹にいちもつ”の情報しかないので、どれが真実なのか、そもそも真実はあるのか、そのあたりから疑わざるを得ないのでした。

余談ですが、一般的なテキスト主体のサイトでもそのあり様なので、動画に特化したYouTubeはもっと情報が限られるのです。これは登山などにも言えますが、YouTubeだけの情報でものごとを判断するのはきわめて危険だなとあらためて思いました。

夜になり病院も既に閉まっているので、近所の整骨院に行ってみようかと思って、文字通り重い足取りで(右足を引き摺りながら)自宅を出たのですが、整骨院に向かっていたら、ふと知人の話を思い出して、行っても無駄ではないかという気持に襲われたのでした。それで、踵を返してドラッグストアに行き、「熱さまシート」と「あったかカイロ」を買って帰りました。両方買ったのは、温めていいのか、冷やしていいのかわからないからです(笑)。

品出しをしていた店員に「すいません。冷やすものはありますか?」と訊きました。
「冷やすものですか?」
「そうです。熱が出たときに貼るやつです」
「ああ、はい、はい、こちらですね」
そう言われて、「熱さまシート」が並べられたコーナーを案内されました。

今度は温めるものです。
「すいません。もうひとついいですか」
「はい」
「温めるものはありますか?」
「エッ、温めるものですか?」
店員も戸惑っている感じでした。心のなかでは、「この人、どうなっているんだ?」と思っていたのかもしれません。
「そうです。ホッカイロみたいものがあるじゃないですか」
「あっ、はい、はい。ただ、もう季節の商品は入れ替えが行われたのであるかどうか・・・・」
と言われて、「熱さまシート」からかなり離れたコーナーに連れて行かれました。

「たしか、このあたりにあったと思うのですが・・・・。あっ、ありました!」
指差された方を見ると、虫除けのムシューダやタンスにゴンゴンなどが並べられたワゴンの一番下に、如何にも売れ残りという感じで「あったかカイロ」の箱がありました。手に取る際、埃をかぶっているんじゃないかと思ったくらいです。

しかし、家に戻り、「熱さまシート」と「あったかカイロ」を前にして、これからどうすればいいんだと思いました。温めて冷やすのか、冷やして温めるのか。ハムレットのような心境になっています。もうマンガみたいな話です。

(その後、「膝 水 痛い 温める 冷やす」と検索したら、某病院のサイトがヒットしました。それによれば、急性期は冷やす、慢性期は温めると書いていました)

ただ、言うまでもなく、こういったことは気休めでしかありません。炎症なりが治癒しないことには、同じことがくり返されるだけです。しかし、治癒するのも特効薬はなく、どうやら自然治癒を待つしかないような感じです。保存療法というのは、そういうことではないのか。

病院では変形膝関節症でも半月板損傷でもないと言われましたが(そう言われてホッと安堵したのですが)、ホントなんだろうかと疑いの気持さえ持つようになりました。何事においても悲観的な性格がここでも頭をもたげているのでした。
2021.03.24 Wed l 健康・ダイエット l top ▲