先日、高校時代の同級生からメールが来ました。

高校時代にアイドルのような存在の女の子がいたのですが、彼女が九州から上京するので久しぶりに会う予定になっているらしく、「お前も出て来ないか?」というのです。

高校時代の彼女はいつもニコニコして決して他人の悪口を言わない子でした。YMCAでボランティア活動もやっていて、学校の成績も優秀でした。

高校3年のとき、私はイタズラがすぎて謹慎処分になったことがありました。謹慎が解けた日、「クラスのみんなにどんな顔をすればいいんだろう」「嫌だな~」と思いながら登校しました。

そして、教室に入ったら、彼女がいつもの笑顔で真っ先に「おはよう!」と言ってくれたのです。それで救われたような気持になったことを覚えています。

もっとも、当時の私は他の女の子に夢中だったので、彼女と特に親しい間柄ではありませんでした。

だからというわけではないのですが、当日、仕事の関係でどうしても時間が取れず、行くことができませんでした。

で、昨日、同級生に「彼女はどうだったか? 幸せそうだったか?」とメールを送りました。

すると、「弟がガンで亡くなったと言ってたが、でも、昔のままだったな。そんなに苦労しているようには見えなかった。幸せみたいだ」と返事が来ました。

私は、それを読んでなんだかホッとしました。

誰かの台詞ではありませんが、人生いろいろです。ときに悲しいことやつらいこともあるかもしれませんが、彼女にはいつまでもあの笑顔を持ちつづけてもらいたいなと思います。

そして、またいつか彼女と会うことはあるんだろうか、と思いました。
2006.09.12 Tue l 日常・その他 l top ▲