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一昨日(9日)の土曜日、横浜の日本大通りから象の鼻パーク、山下公園を散歩しました。赤レンガ倉庫前の広場で恒例のアートリンクやクリスマスマーケットが開催されていたからなのか、いつになく人出が多く賑わっていました。

ただ、クリスマスマーケットが広場の大半をゲートで囲み、中に入るのに500円の入場料を取るようになっていたのにはびっくりしました。 

一応、新型コロナウイルスの教訓で、人混みを回避するためという理由があるようですが、でも、中はマーケットというくらいですからものの販売や飲食の提供の場なのです。にもかかわらず入場料を取るという発想には、えげつないという感想しか持ちえませんでした。もちろん、私は、買い物をする予定はないので、中には入りませんでした。

こうったところにも新型コロナウイルスに便乗した新手のビジネスが垣間見える気がします。こういった新手のビジネスは至るところで見られるのですが、一方で、パンデミックによって倒産したり廃業した(させられた)零細な業者がごまんといることも忘れてはならないのです。弱肉強食と言うべきなのか、いろんな業種で資本力のある企業の寡占化がいっきに進んでいる気がします。そして、パンデミックを生き延びた私たちの目の前に出現したのは、政治も経済も底がぬけたこの国のあられもない姿なのでした。

日本大通りの銀杏並木も終わりを迎えていましたが、その下をこんなに多くの人たちが散策しているのを見るのも初めてでした。カミュの『ペスト』では、ペストの終息が宣言され、ロックダウンから解放された人々が歓喜の声を上げながら街に繰り出すのですが、その場面を思い出しました。しかし、主人公のリウーは、これが終わりでないと呟くのでした。

さらに象の鼻パークに行くと、階段にはぎっしりと人々が腰を下ろしてお喋りしたり目の前の海を眺めたりしていました。

また、象の鼻パークから大さん橋の屋上の「くじらのせなか」に行くと、そこにも多くのカップルや家族連れがベンチに腰を下ろして、眼下に広がる暮れなずむ港の風景を眺めていました。

季節は違いますが、夏の夕方、漁村に行くと、ランニングシャツ姿の老人などが、堤防の上に腰をおろして世間話をしている光景を目にすることがありましたが、それを思い出しました。そういった思い出も若い頃のものなのでした。

大さん橋からは山下公園に行き、さらに伊勢佐木町まで歩いて有隣堂で本を買って帰りました。帰ったら歩数が1万5千歩を越えていました。

私の人生も黄昏で、最近はネガティブなことばかり考えていますが、でも、歩くことで、いくらか前向きになれるようなところがあります。前も書きましたが、家の中でものを考えるのと、歩きながらものを考えるのとでは全然違うのです。 


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日本大通り

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象の鼻パーク

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くじらのせなか

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山下公園
2023.12.11 Mon l 横浜 l top ▲