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ネットの仕事は深夜にすることが多いのですが、深夜にときどき放映されるNHKテレビの『映像散歩』を仕事の合間に観るのがいつの間にか楽しみになりました。

中でも70年代・80年代の邦楽(Jポップス)を特集した日がいちばんの楽しみです。

ユーミンやオフコースや松田聖子などのなつかしい曲が流れる中、画面に映し出される当時の東京の街角風景を観ていると、いつの間にか感傷的な気分になっている自分を感じます。

めいっぱいオシャレして原宿や新宿などを闊歩している若者達の姿はいつの時代も同じですが、考えてみれば、画面に映っている若者も既に40代~50代になっているはずです。”中高年”と呼ばれる年代になった今、彼らはあの”輝いていた日”をどんな思いで振り返っているのでしょうか。

最近、昔からの友人達が元気がありません。「こんなはずじゃなかった」という彼らの声が聞こえてきそうです。人は老いやすく人生はままならないものだ、としみじみ思います。

今日は新宿で忘年会でした。新宿の街も至るところきらびやかなイルミネーションに彩られクリスマスモード全開でした。

旧知の同業の仲間がこうして年に何度が集まるのですが、既に雑貨の仕事をやめて他の仕事に変わった人間も多く、最近ではむしろそっちの人間の方が多いくらいです。

仲間内でいつも出て来る話が「景気が悪い話」と「えげつない話」です。まあ商売の話としては二大小噺と言ってもいいかもしれません。

たしかに、えげつないことが商売すること(ビジネスライクなこと)なんだと勘違いしている人間が多いのも事実ですね。もっとも、そういった話を深刻に話すのではなく、毒と笑いを交えて面白おかしく話すのが気心の知れた仲間のいいところですが‥‥。

「やっぱり、商売は信用が一番だよ」といつもの結論でいつものようにお開きになりました。
2006.12.18 Mon l 日常・その他 l top ▲