IMG_0120.jpg


ローカルな話題がつづきますが、今日はオープンしたばかりのららぽーと横浜に行きました。(写真はなんだか廃墟みたいに見えますが‥‥)

電車の場合、横浜線で新横浜から3つ目の鴨居という駅で下車して徒歩7分のところにあります。

鴨居駅は緑区なのですが、ららぽーとは鶴見川を渡った対岸の都筑区にあります。まわりは流通センターや工場ばかりでしたが、それもそのはずで、旧NECの工場跡地なのだそうです。

駅を出て歩行者専用の橋を渡ると、その先は町工場の軒先を通る片側通行の細い道しかありません。そのため、至るところでスタッフジャンパーを着た若者が、メガホン片手に、「車が通りますので左端を歩いてください」と呼びかけていました。

ららぽーとは三井不動産が管理運営する郊外型ショッピングセンターですが、関東近辺では千葉の船橋(ららぽーとTOKYO-BAY)と埼玉の志木(2005年3月閉店)以来、新規オープンの声を久しく耳にすることはありませんでした。

しかし、昨年、豊洲(東京都江東区)と柏の葉(千葉県柏市)が相次いでオープンするなど、規制緩和と景気の回復を追い風に再び巨像が息を吹き返した感があります。

226,611.31㎡(68,549.92坪)という広大な敷地に370のテナントが軒を並べるその光景は壮観の一語に尽きます。それだけでも一見の価値があると思いました。また、テナントの充実度においても、第三セクターが運営するみなとみらいなどと比べると、商業施設としての性格の違いがあるとはいえ、やはり、一日の長があると思いました。

もっとも、バブル期にオープンして、親会社の経営破綻とともにわずか10数年で廃墟と化した、あのマイカル本牧が出現したときのような衝撃はありません。(ちなみに、このハマゲソクラブは、掲載されている写真にブログ主の批評眼がよく表れていてとってもいいブログだと思いました)

現在、首都圏ではバブル期を凌ぐほどの再開発ラッシュですが、ただ、どこのショッピングセンターやテナントビルも同じように見えるのは私だけでしょうか。バブルで痛い目に遭って学習能力を身につけたディベロッパーに、かつてのあのわくわくするような遊び心はもはや望むべくもないのかもしれません。

それにしても、地域間競争は益々激しさを増すばかりです。それはとりもなおさず巨大ショッピングセンターの生き残りを賭けたサバイバルゲームでもあります。

言うまでもないことですが、問題は、開店景気のあと、どれだけの顧客が残るかでしょう。私の知る限り、開店から半年も経つと売上げが半減したなんて話はザラですからね。決して皮肉ではなく、2年後3年後どうなっているか、非常に興味があります。
2007.03.24 Sat l 横浜 l top ▲