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普段山手線を利用している方の中には同じように気になっている方もいるのではないかと思いますが、私は、五反田駅と大崎駅の間に立っているこの奇妙なモニュメントが前から気になって仕方ありませんでした。

それで、大崎に行ったついでに写真におさめてきました。

以前、このブログでも書きましたが、現在、大崎駅の周辺は東京都の新都心に指定されたことに伴い大規模な再開発が進行中です。

大崎駅は以前は山手線の中でもどちらかといえば地味で目立たない駅だったのですが、今では埼京線・りんかい線・湘南新宿ラインが乗り入れているため駅の構造が複雑化し、ホームからコンコースに上がると方向感覚を失って自分の出る改札口がどこにあるかわからなくなるくらいで、その変貌ぶりにはびっくりします。今秋には西口の明電舎の工場跡地に30階建ての複合施設・ThinkParkTowerがオープンしますし、さらに来年からはソニーの工場跡地の再開発もはじまるようです。

個人的には昔の名残をとどめる西口のニュー大崎ビルが残ってほしいのですが、おしゃれなオフィスビルと高級マンションが林立する街に変貌しつつある中では、もはや風前の灯火という気がしないでもありません。

このモニュメントは、東口のアートビレッジ・大崎セントラルタワーという、やはり再開発に伴って今年の1月にできたばかりのビルの横に立っています。

インゲス・イデーというドイツの4人組のアーティストの「グローイングガーデナー」という作品だそうです。同ビルのサイトには以下のような説明文が載っていました。

街区を囲む緑豊かな「丘の庭」に設置したこの作品は、森の守り神を意味する庭師(ガーデナー)をモチーフとしています。その長くて赤い帽子は空に向かって伸びる花のようで、また本来小さいはずの森の妖精が大きな体を持っているという対比もユーモラスです。それは神秘的なものと不思議なもの、明確な形態と抽象的な意味など様々な対比する要素を融合させた表現であり、いくつもの相反する事象が共生している現代の様相を表しているようです。この作品は、この新しい街と庭を守りつつ、街全体にアクセントを与える作品となっています。

これでひとつすっきりしました(笑)。

余談ですが、アートビレッジ・大崎セントラルタワーは、只今放映中の綾瀬はるか主演のドラマ・「ホタルノヒカリ」のロケに使われたそうです。
2007.08.13 Mon l 東京 l top ▲