昨日の朝のことです。私の前を若いお母さんと小学校の制服を着た小さな女の子が手をつないで歩いていました。学校までお母さんが送って行くみたいで、二人で楽しそうにおしゃべりをしながら歩いていました。女の子の顔からは笑顔が絶えず、微笑ましい光景だな~なんて思いながら私はうしろを歩いていました。
と、そのときです。突然、二人は立ち止まり、矢庭に唇と唇を合わせてチューとキスをしたのです。私もびっくりして立ち止まり、思わず突っ込みを入れている自分がいました。「欧米か!」
また、先日の朝のことです。駅前通りの煙草屋の角に、若いカップルが向き合って立っていました。通勤通学の時間帯であるにもかかわらず、人目もはばからずにお互い額をくっ付けて指を絡めながら何やら囁き合っていました。
「あなた、さみしいわ」
「しばらくの辛抱だからね」
私のような古い日本人はこんな会話しか想像できませんが、実際はもっと気の利いたことを言ってたのかもしれません。まるで永遠の別れをする恋人同士みたいでした。
といって、もちろん、彼らは別に戦場に赴くわけでも道ならぬ恋で引き裂かれるわけでもなく、やがてルー大柴みたいなハグを交わすと、スーツ姿の青年は駅の方に小走りで駆け出して行き、女の子はすぐ近くの信用金庫の建物の中に入って行きました。女の子は信用金庫の職員だったみたいです。
ニッポン人もいろんなところで「欧米か!」しているんだな~、としみじみ思いました。
と、そのときです。突然、二人は立ち止まり、矢庭に唇と唇を合わせてチューとキスをしたのです。私もびっくりして立ち止まり、思わず突っ込みを入れている自分がいました。「欧米か!」
また、先日の朝のことです。駅前通りの煙草屋の角に、若いカップルが向き合って立っていました。通勤通学の時間帯であるにもかかわらず、人目もはばからずにお互い額をくっ付けて指を絡めながら何やら囁き合っていました。
「あなた、さみしいわ」
「しばらくの辛抱だからね」
私のような古い日本人はこんな会話しか想像できませんが、実際はもっと気の利いたことを言ってたのかもしれません。まるで永遠の別れをする恋人同士みたいでした。
といって、もちろん、彼らは別に戦場に赴くわけでも道ならぬ恋で引き裂かれるわけでもなく、やがてルー大柴みたいなハグを交わすと、スーツ姿の青年は駅の方に小走りで駆け出して行き、女の子はすぐ近くの信用金庫の建物の中に入って行きました。女の子は信用金庫の職員だったみたいです。
ニッポン人もいろんなところで「欧米か!」しているんだな~、としみじみ思いました。