
この時期、最寄り駅ではリュックを背負った中高年のグループをよく見かけます。中にはバスガイトのような小旗を持って、改札口から出て来る人を出迎えている世話役の老人もいるほどです。皆さん、先週からはじまった大倉山公園の梅祭りを訪れる人達なのです。
それで、私も梅を見に駅の横の坂道を上りました。
以前住んでいた埼玉も越生の梅林が有名ですが、梅林の規模から言えば比較になりません。文字通り小さな公園と言った感じです。梅林の中央にはテントが張られ仮設の休憩所が設けられていました。そして、お決まりの雅楽がテープで流されていました。
ただ、気になったのは、そのすぐ側で近所の子供達が野すべりをしていたことです。もともと野すべりをするような場所ではないので、子供達の嬌声もさることながら、彼らが乗ったダンボールによって傾斜面の草が剥がれ、至るところ地肌がむき出しになっているのです。小さな子供が多かったので、お母さん達も一緒でしたが、ちょっと首を傾げざるを得ない光景でした。