
このブログでもお馴染みになりましたが、最近は自宅の近くより横浜港界隈を散歩することが多くなりました。
既定のコースは、横浜駅東口のスカイビルの横から地上に出て築地橋を渡り、みなとみらいの未整備地区→マリノスタウン→新港パーク→パシフィコ横浜→新港埠頭(赤レンガ)です。さらに新港埠頭からは山下臨港線プロムナードという遊歩道を通って山下公園に行くか、汽車道を通って桜木町駅に行くか、二つに分かれるのですが、最近は遊歩道が改良工事で閉鎖中ということもあって、もっぱら汽車道の方を歩いています。さらに時間があれば桜木町駅から野毛を通って伊勢佐木町まで足を延ばします。

横浜港界隈は平日だとそんなに人が多くなく、しかも、カセットレコーダーで音楽をかけダンスの練習をしているようなガキ‥‥、いや、失礼、アーティスト志向の少年少女達もいないので、のんびりと落ち着いた時間を満喫できます。ひとりでベンチに座り海を眺めて過ごしているような人もチラホラ見かけます。ただ、夕方以降になると、やけに息遣いの荒い若いカップルがどこからともなくやって来て、あたりかまわず抱擁をはじめるので、それが要注意ですが‥‥。
帰りに、馬車道のとある洋食屋で夕飯を食べました。B級グルメのサイトでは評判の店です。某ミステリー作家も贔屓にしている店だそうで、オフィシャルサイトを見るとたしかにベタ褒めでした。
ハンバーグ定食を食べましたが、正直言って”がっかり”でした。不味くはないけれど、ネットで言うほど美味しくはありません。私がいちばんがっかりしたのはご飯でした。ご飯が不味いのです。これはある意味で致命的だと思いました。
私の知っている洋食屋の若いオーナーは、独立して店を出すとき、師匠から「米だけは絶対にいいものを使え」と懇々と言われたのだそうです。ご飯が不味いと全てが台無しになる。これは鉄則ではないでしょうか。
ネットで書かれていることは鵜呑みにできないなとあらためて思いました。