伊勢佐木町と野毛の間に吉田町という小さな街があります。わずか250メートルの通りなのですが、そこに画材屋やギャラリーなどが集まっており、真偽のほどはわかりませんが、地元では“横浜のモンマルトル”と呼ばれているのだそうです(どこが?という感じですが)。その吉田町で土日に「アート&ジャズフェスティバル」が開催されるというので、午後から出かけました。すでに10回目だそうですが、例年もそうなのか、「ヨコハマ大道芸2009」の一環として催されていました。

みなとみらい線の馬車道駅で下車したのですが、表に出ると馬車道も大変な人で、いたるところで大道芸が行われていました。また、松坂屋が閉店してややさびれた感のあった伊勢佐木町もいつになく人で埋まっていました。他に、みなとみらいでも大道芸が行われたそうです。

アート&ジャズフェスティバル1

アート&ジャズフェスティバル2

吉田町の通りは歩行者天国になっており、路上ではアート作品の販売やジャズのライブが行われていました。今日は永井隆雄グループ・竹内直グループ・渡辺典保グループが演奏していました。観客の年齢層がやや高いのが気になりましたが、やはり、ジャズの生演奏はいいですね。出演しているミュージシャンの中で二人見覚えのある顔がありました。彼らのアドリブを交えた巧みな演奏を聴いていると、ジャズミュージシャンというのは職人なんだなと今更ながらに思います。それが、横浜の古い街に残る下町的な気質と合うのかもしれませんね。彼らもときどき缶ビールを飲みながらいつになく楽しんで演奏しているように思いました。

永井隆雄グループ

竹内直グループ

渡辺典保グループ

ところで、横浜では今月の28日から9月27日まで、開港150周年を記念する開国博Y150が開かれます。私のまわりではその話題を耳にすることはほとんどありませんが、「横浜はオシャレだ」と思っている(勘違いしている)ような人達には大きなイベントなのかもしれません。「博覧会」と謳ってはいますが、内容はフジテレビがお台場でやっているイベントとたいして変わらないように思います。そう言えば、今日もテントの下でペラペラのパンフレットを500円で売っていました。私は無料かと思って、勝手に取ろうとしたら、「Y+150」のスタッフジャンパーを着た係員があわてて両手でパンフレットを押え、「500円ですっ!」と叫んでいました。

大道芸2009・2

大道芸2009・1

大道芸2009・3
2009.04.19 Sun l 横浜 l top ▲