
用事で元町に行ったついでに、石川町の駅の先から地蔵坂をのぼって、港の見える丘公園まで山手を歩きました。今日は蒸し暑くて汗びっしょりになりましたが、気持のいい汗でした。
山手本通りの両側は目を見張るような豪邸ばかりです。どうすればそんなに金持ちになれるんだろうなんて思いながら歩きました。私達のような下層貧民から見れば、もはや羨望をとおりこして不思議な気さえします。
湿気の多い低地は庶民が住み、風通しのいい丘の上は上流階級が住むというのは欧米流なのかもしれません。横浜が開港し、山手が外国人居留地となってから高級住宅地たる山手の歴史がはじまったのです。

山手の丘からは眺めがいいですね。私も九州にいた頃、丘(山?)の上のアパートに住んでいたことがありますが、地震のときが大変でした。寝ている上に本棚が倒れかかって危うく下敷きになりそうになったこともありました。翌朝、会社に出勤して「いや~、昨夜の地震は大変でしたね。死ぬかと思いましたよ」と言ったら、「オーバーだよ」とみんなから笑われました。”下界”は大したことがなかったのです。関東大震災の際、山手の洋館はほとんど倒壊するなど、とりわけ被害が甚大だったというのもわかります。


上の写真は、ご存知ユーミンも結婚式をあげた山手教会(正式にはカトリック山手教会)です。横浜の若者達のあこがれの教会です。そう言えば、近くの庭付きの洋館(レストラン?)ではパーティがひらかれていました。私は、披露宴かと思ったのですが、もしかしたら婚活パーティだったのかもしれません。

山手教会の斜め前はフェリス女学院です。写真を撮っていたら、警備員が遠くからじっとこちらを見ていました。このあたりは名門女子高も多いので、普段から制服フェチのカメラ小僧やカメラおやじが多く出没するのかもしれません。でも、今は夏休みなので、校内は閑散としていました。
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