前立腺炎ですが、薬のおかげか、その後、痛みもなくなり尿の色も元に戻りました。これで終了かと思って、今日クリニックに行きました。ところが、先生の答えは意外なものでした。「前立腺炎はよくなったと思っても、すぐぶり返すことがありますので、あと1週間薬を飲みましょう」と。抗生物質のクラビットと利尿剤のハルナールを飲むとなんとなく身体がだるくなるのです。でも、仕方ありません。

また、「おしっこの勢いはどうですか?」と訊かれたのですが、実は私もそれが気になっていたのです。回数は普通なのですが、どうもいまひとつ勢いがないように思うのです。華厳の滝のような勢いは望むべくもありませんが、なんだかジョロで朝顔に水をやっているような感じ、哀しいくらいしょぼいのです。先生にそう話したら、「やっぱり」というような顔をして、「じゃあ次回はおしっこの勢いの検査をしましょう」と言われました。

おしっこの勢いの検査? まさか、先生か看護婦さんの目の前でおしっこをするんじゃないだろうな?

そう思ったら気になって仕方ありません。たまたまそのあと、仕事で別の病院に行ったのですが、そこで顔見知りの看護婦さんに「おしっこの勢いを調べる検査ってやったことがあります?」と訊いたら、「エエッ、そんなの知らないわ」と言われました。

特殊な検査なのか? 

それで、今度は医事課の女の子に、「今までおしっこの勢いの検査をしたことってあります?」と聞きました。

「エエッ、私が?」
「違いますよ(私は変態じゃありません)。患者さんでそういう検査をした人がいたかどうかってことですよ」
「記憶はないけど、そう言えば、そんな検査があったような」と言って、分厚いレセプト用の点数早見表をめくっていました。そして、「ありました。あまり点数が多くないから、たいした検査ではないと思いますよ」と言うのです。

たいした検査ではない? やっぱり、あれか?

と、そのとき、ふと、前立腺のガンの手術をした人を思い出したのです。それで、さっそく電話しました。

「なんだよ。仕事中なんだよ」
「すいません。つかぬことをお聞きしたいのですが、おしっこの勢いの検査をしたことってありますか?」
「エッ、おしっこの勢い? あるけど、それがどうした?」
「どんな検査なんですか?」
「どんな検査って、バケツのようなものにおしっこをして、先生が別室でなんかデータのようなものを見ているだけだけど」
「じゃあ、先生の目の前でおしっこをするわけじゃないんですね」
「当たり前じゃん」

これでひと安心です。

念のために帰宅してから、ネットで「尿 勢い 検査」と検索したら、OKWaveコミュニティーでヒットしました(尿の出る勢いの検査とは?)。”目測”とかそういった原始的なものではなく、ちゃんとした検査の機械があるのですね。杞憂に終わってよかったよかったという感じです。

ただ、同時に「前立腺の大きさも調べます」と言ってましたので、恐らくまたあられもない格好をしておしりの穴に指を入れられるのでしょうか。それも憂鬱ですが。
2009.08.29 Sat l 健康・ダイエット l top ▲