日本大通り2009年11月

今日もこちらは真冬のような寒い一日でした。夕方から買い物に行ったのですが、キルティングのジャケットにマフラーをして出かけました。

ついでに、日本大通りから象の鼻パークを散歩しましたが、さすがに人どおりは少なく閑散としていました。日本大通りも既にクリスマスのイルミネーションの飾り付けが終わっていましたが、なんだか例年に比べて質素な感じを受けました。象の鼻パークもいつもの休日に比べるとカップルが少なかったうように思います。

そのあと、久しぶりに伊勢佐木町の有隣堂に行きましたが、裏の文具館から文具売場が移ってきたのに伴い、書籍売場はB1~2階と5階に縮小されていました。以前に比べると、明らかに品揃えも悪くなっていて、目当ての本はいづれも在庫がありませんでした。そのためか、休日とはいえ客の姿も少なくなっているように思いました。横浜は品揃えが豊富な書店がホントに少ないのですが、これではやはり都内に行くしかないのかもしれません。そういえば、みなとみらいのランドマークの中にあった有隣堂も既に閉店してくまざわ書店に変わっていました。大型書店の場合、日販トーハンなど大手の取次店による系列化が進んでいますが、有隣堂のような独立系の書店はその分シビアにならざるを得ないのでしょう。創業の地・伊勢佐木町から撤退するのではないかという噂もあながちウソではないのかもしれません。

ところで、有隣堂の入口では制服姿の警備員が立っていて、いかめしい表情で店内を見渡していました。警備員はときどき別の場所に移動したり、さらに吹き抜けになっている2階に上がって、上から1階のフロアを見下ろしたりしていました。客の立場からみると、なんだか監視されているようでいやな感じですが、恐らくそれは万引き対策というより、ホームレスや焼酎の臭いをプンプンさせている日雇い労働者のおっちゃんが店内に入って長居しないように目を光らせているのだと思います。これも伊勢佐木町の没落を象徴する光景かもしれません。

伊勢佐木町は外国人の比率も年々高くなっている気がします。もしかしたらイセザキモールを歩いているのは、外国人の方が多いんじゃないかと思うくらいです。たまたま警察官が無届営業の露店に注意をしていましたが、横を通りすぎていく外国人達が何度もうしろを振り返りやたら警察官を気にしていたのが印象的でした。私は以前は埼玉に住んでいましたので、池袋の西口もよく知っていますが、池袋と比べても伊勢佐木町の外国人はガラが悪く荒んでいる気がします。なんだか馳星周の小説に出てきそうな感じですが、このまま”暗黒街化”がすすめば、(横浜市立大を出ている馳星周は横浜のことをよく知っているはずなので)ホントに伊勢佐木町や黄金町を舞台にした作品が登場するかもしれませんね。ピカレスク小説が似合う街、それはそれで横浜らしいといえなくもありません。

ジャックの塔2009年11月

クィーンの塔2009年11月

象の鼻公園2009年11月
2009.11.22 Sun l 横浜 l top ▲