東芝太尾アパート2704

私は東芝には縁もゆかりもありませんし、東芝の社員の方に世話になったとかなにか義理があるわけでもありません。家で使っている電化製品を見ても東芝製はほとんどありません。たまに出先で東芝のエレベーターに乗るくらいです。

しかし、なぜかしょっちゅう前を通る東芝太尾家族アパートの行く末が気になって仕方ありませんでした。前にたまたまこのブログでアパートのことを書いたら、それ以来ときどき「東芝太尾アパート」のキーワードでアクセスする方がいらっしゃいます。以前、そのアパートに住んだことがある方なのかもしれないと勝手に想像しています。もし子どもの頃、家族で住んだのなら、とりわけ思い出深いのではないでしょうか。

東芝太尾アパート2711

封鎖されてずいぶん経ちますが、先日、前を通りかかったらフェンスに「建築計画」の看板が取り付けられていました。それによれば、跡地には三井不動産が手がける分譲マンションが建つようです。ロケーションは申し分ないので、かなり高価なマンションになるのではないでしょうか。

建物が新しく建つと、「あれっ、前ここはなんだったっけ?」と思うことも多いので、記念にもう一度写真を撮りました。これが最後の東芝太尾家族アパートの姿です。

東芝太尾アパート2700

そのあと隣駅の菊名まで歩いて、菊名から東横線で終点の「元町・中華街」まで行きました。知り合いが週末に山下公園でバンドをやっていると聞いたので、もしやと思って散歩を兼ねて山下公園に行きました。しかし、残念ながらそれらしき姿はありませんでした。その代わりというわけではありませんが、東端の石のステージでは、「踊るマハラジャ」で見たようなインドの踊りが披露されていました。聞けばインドの現地のお祭りを再現するイベントなのだそうです。ステージ前はインド人の家族連れでいっぱいでした。ただ、彼らの強烈な香水(?)のニオイが鼻についてならないので、早々に会場をあとにしました。私はあのニオイは苦手です。

口直しならぬ”鼻直し”で、潮のニオイを嗅ぎながら山下公園を歩いていたら、ときおり吹き抜けていく潮風がとても心地よかったです。身近でこういった時間をすごすことができるのが横浜のいいところですね。水辺の風景は不思議と心が落ち着きます。

山下公園からいったん日本大通りに出て、それから象の鼻公園を通って赤レンガ倉庫に行きました。赤レンガ倉庫前の広場では、メキシコ独立200周年・メキシコ革命100周年を記念したAlegria de Mexico / Verano en Yokohama(アレグリア・デ・メヒコ)というイベントが行われていました。会場はほとんど宴会場と化していて、飲み食いしながらにぎやかに談笑しているかと思えば、ステージの前ではDJのパフォーマンスに合わせて多くの若者達が踊っていました。メキシコ流レイブパーティかと思いましたが。

赤レンガの先の新港埠頭では、薄闇の中で、アマチュアカメラマン(大半は中高年のおっさん)達が埠頭に係留された帆船にレンズを向けていました。ポルトガルの帆船・サグレス号(1940トン)で、今日寄港したばかりだそうです。ちょうど船からはラフな格好をした若い乗組員達がつぎつぎと上陸していましたが、はて、どこに行くんだろうと思いました。新港埠頭から横浜の繁華街までは遠いし、みなとみらいでは飲み食いするにも金がかかるし。と思ったら、すぐ近くの埠頭公園の石段に座ってコーラかなにかを飲みながら談笑していました。ポルトガルもギリシャと同じように経済的な苦境にあえいでいるそうですが、彼らのつつましい姿を見たらなんだかかわいそうな気がしました。

帰宅して万歩計を見たら1万5千歩でした。体重もその後少し落ちて、既に5キロ減量しています。しかし、今回は10キロ減を目標にしていますので、まだ半分です。先は長い。

東芝太尾アパート2706

東芝太尾アパート2716

東芝太尾アパート2719

山下公園_2723

象の鼻公園_2733

赤レンガ2753_edited

ザグレス号2794

インターコンチネンタルホテル2813

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2010.07.24 Sat l 横浜 l top ▲