今日眠りについたのは朝でした。「めざましテレビ」の”今日のわんこ”を見たことまでは覚えています。そして、目が覚めたのが午後0時すぎでした。「笑っていいとも」の”テレフォンショッキング”が気になりましたが、クロネコヤマトが集配に来るのが午後4時半なので、起きるなりあわてて発送の作業をはじめました。

なんとかぎりぎり間にあってホッとしたのもつかの間、いつの間にかベットで夢の世界に入っていました。次に目が覚めたとき、既に時計の針は午後10時をまわっていて、テレビでは「やりすぎ都市伝説」をやっていました。なんのことはないこれで1日が終わったのです。さすがに自己嫌悪に陥らざるをえませんでした。

先日、病院に行った際、新しいクスリが処方されたのですが、私は「先生、このクスリはいつまで飲むのでしょうか?」と尋ねました。すると、とりあえず6ヶ月飲んでみて効果があるようだったら、「ずっと飲んだ方がいいですね」と言うのです。

「ずっとというのはいつまでですか?」
「ずっとです」
「えっ、ずっと?」
「そうです」
「ということは、一生ですか?」
「一生といえば、まあそうですね」
「ええっ、一生ですか?」

「一生」と言われて私は少なからずショックを受けたのですが、しかし、考えてみれば、そんなに途方もなく長いというわけではないのです。「それくらいはありかな」と思えるくらいの長さです。いつの間にか「一生」も想像の範囲内におさまるくらいになっていたのです。とは言え、あらためて「一生」と言われると、「死ぬまで」と言われていることと同じような気がして、やはり心中おだやかではありません。

一方で、人生も折り返し点をすぎ、ぼつぼつゴールが見える地点に差しかかってきたのかな、と思ったりしました。いつまでも見ないふりをしてごまかすわけにもいかないだろう、と。しかし、そう言いながら、相変わらずこのように無為に時をやりすごしているのが凡夫たるゆえんなのです。
2010.10.27 Wed l 日常・その他 l top ▲