午後から散歩を兼ねて新横浜の駅ビルにある三省堂書店に行きました。今日はうららかな小春日和だったので、新横浜に通じる緑道も散歩する人の姿が多く見られました。

途中、横浜アリーナの前に開場を待つ大勢の人がいました。また、新横浜駅からアリーナまでの舗道も人々の行列がつづいていました。誰のコンサートなんだろう?と思って、前からやってきた若い女性(きれいな子を選びましたけど)に訊いたら、「ドリカムで~す」と言ってました。

横浜アリーナでコンサートがあるとき、外に出ると「ワァー」という歓声が聞こえてくることがあります。最初は日産スタジアムから聞こえているのかと思ったのですが、そうではなくアリーナでした。最近で記憶しているのは、EXILEと宇多田ヒカルのときです。

ほしい本が2冊あったのですが、三省堂書店にはどちらも置いていませんでした(いづれも新刊なんですが)。駅前の文教堂にも寄ってみましたが、やはり同じでした。このブログでもいつも嘆いていますが、横浜で本を探すのはホントに苦労します。

それで市営地下鉄に乗って関内に行きました。言うまでもなく、伊勢佐木町の有隣堂に行くためです。イセザキモールも休日ということもあってか、結構にぎわっていました。有隣堂の横では地元の子ども達によるミニコンサートが行われていました。横浜の街もクリスマス一色ですが、やはり場末感は否めません(何度も言いますが、それが横浜のいいところです)。

有隣堂も撃沈でした。そうなればみなとみらいのランドマークプラザのくまざわ書店に行くしかありません。休みの日にみなとみらいに行くのは気が進まないのですが、もうそんなことは言ってられません。こうなったら意地です。

伊勢佐木町から馬車道をぬけて大通りをみなとみらいに向けて歩くと、おなじみの夜景が見えてきました。すっかり日が陰った汽車道も多くの人が行き交っていました。できるだけ人ごみを避けるために、汽車道の入口を通りすぎてロイヤルパークホテルの先の裏口(?)から入ることにしました。ライトアップされた日本丸の前でも多くの家族連れやカップルが記念写真を撮っていました。姉妹なのか、小さな女の子が二人、日本丸をバックにVサインしている姿がほほえましく思いました。ただ、同じVサインでも、最近の子どもは立てる指が違うのですね。私は写真屋の息子なので、そうやって写真を撮っている姿を見ると、いいなぁ~と思います。そういった思い出が人生にとってかけがえのないものだということが、やがてわかるときがくるのではないでしょうか。

くまざわ書店では目当ての本は1冊だけありました。もう1冊はネットで買うしかなさそうです。結局、1冊の本を買うのに半日かかってしまいました。もっとも、歩きまわったおかげで、帰って万歩計を見たら1万5千歩近く歩いていました。何事にも効用はあるというわけです。
2010.12.23 Thu l 横浜 l top ▲