今日、アクセス解析を見ていたら、このブログに「ずるくてずうずうしい人間が大嫌い」というキーワードでアクセスしてきた方がいました。どうして?と思って、Googleに「ずるくてずうずうしい人間が大嫌い」と入力して検索してみたら、私の「人間嫌い」という記事がヒットしました。そして、説明文の中の「人間」「ずるくて」「図々しい」という言葉がハイライトされていました。

実は「ずるくてずうずうしい人間が大嫌い」というキーワードに目がとまったのも理由があるのです。私も最近、「ずるくてずうずうしい人間」に悩ませられているからです。私はもともと緊張感のある人間関係はそんなに苦手ではなかったし、それこそ一触即発な状態で心理戦を行うのも、どっちかと言えば得意な方でした。

ただ最近はさすがに後退戦を余儀なくされることが多くなっています。年をとると体力だけでなく、(変な言い方ですが)”精神的な体力”も衰えるからでしょう。いわゆる「キレる老人」というのも、年をとって気難しくなるというより、”精神的な体力”がなくなるからではないかと思います。要するに、精神的に踏ん張りがきかなくなるのです。

「ずるくてずうずうしい人間」には正攻法は通用しませんので、イスラム法典ではありませんが、「目には目を」で対抗しなければなりません。それにはまず精神的にタフである必要があります。

世の中の人間は、必ずしも「話せばわかる」人間ばかりとは限りません。まして「ずるくてずうずうしい人間」にそういったデカルト的(理性主義的)な人間観が通用するはずもありません。「やられたらやりかえせ」という山谷を舞台にしたドキュメンタリー映画がありましたが、やられたらやりかえすくらいの心構えも必要です。

しかも、年をとると、なぜか「ずるくてずうずうしい人間」に遭遇するケースが多くなるのです。若い頃と違って年齢が近くなると、敬老精神なんてなくなり、「このクソ×××が」というようなあからさまな(その意味では正直な)気持になるからでしょうか。そして、そうやって「クソ×××」の中に明日の自分を見ているような気がしないでもありません。
2011.01.23 Sun l 日常・その他 l top ▲