
サラリーマンではなくてもたまには日曜日らしいことをしようと、夕方から桜木町に食事に行きました。そして、ついでにいつものようにみなとみらい界隈を散歩しました。最近は忙しくて散歩もご無沙汰していましたので、帰ったらくたくたでした。ちなみに万歩計は1万5千歩を超えました。
最近、デジカメを流行りのミラーレスの一眼レフに買い換えたものの、まだ一度も使っていませんでしたので、試し撮りも兼ねて写真を撮りまくりました。しかし、カメラは変われど写真は同じで、いつも同じような写真ばかりで芸がないなと自分でも思います。
休日の横浜は、カップルと家族連ればかりですが、カップルを見てもうらやましいと思うような女の子はひとりもいませんでした。先日発表された電通の調査結果では、23才~49才の独身女性のうち7割は彼氏がいないそうですが、別に恋なんてしなくてもいいのではないでしょうか。私のまわりでもそうですが、今は「いい女」ほど恋をしないのです。
先日の『週刊新潮』(12/8号)のインタビュー記事では、新潮社の作家タブーをいいことに、阿部和重と川上未映子が思い切りバカップルぶりを発揮していましたが、あれじゃ『すべて真夜中の恋人たち』のような薄っぺらな恋愛小説しか書けないわけだと納得できました。
休日の横浜で愛を語るカップルや芸能人気取りの芥川賞カップルなんかより、私は、深夜の寝静まった病室の薄明かりの下で、一心に藤枝静男の『悲しいだけ』を読んでいた老人や、目尻から一筋の涙を流しながら、病床でふるさとの思い出を語っていた老人のほうが興味があります。
クリスマスムードに彩られたみなとみらいのなかを歩きながら、私は、”生きる哀しみ”ということを考えました。もし神様がいるなら、せめてクリスマスのときだけでも、神様はそんな哀しみに寄り添いともに涙を流し慰めてもらいたいなと思います。切にそう思います。










