昨日、このブログに通常より10倍多いアクセスがありました。アクセス解析をしたら、「すべて真夜中の恋人たち」というキーワードでアクセスが集中していることがわかりました。今日、知り合いにその話をしたら、一昨日の夜、爆笑問題の太田光がテレビ番組で「すべて・・・」を絶賛していたのでその影響だろう、と言ってました。

なぜかテレビは、太田光やビートたけしをインテリジェンスのある「文化人」のような扱いをするのですが、それを真に受ける視聴者も多いんだなとあらためて思いました。

川上未映子も、所詮そんなミーハー人気に支えられているということでしょうか。だから、本人もあのように芸能人気取りするのかもしれません。一方で出版不況にあえぐ出版社も、なりふり構わずそういったミーハー人気にすがるような傾向があります。もしかしたらこれも芸能人を使った「ステルス広告」かもしれないのです。

でも、作品がすべてです。「乳と卵」と「ヘヴン」はよかったけど、「すべて・・・」は駄作です。太田光がどれだけの小説読みか知りませんが、彼の宣伝に煽られて買っても、おそらくがっかりするだけでしょう。私はそう思います。

>> 「すべて真夜中の恋人たち」
2012.01.24 Tue l 本・文芸 l top ▲