健康診断に行ってきました。初めての病院でしたが、検診センターの待合室には、午前9時前にもかかわらず既に数十人の受診者が作務衣のような検診用の病衣に着替えてすわっていました。そして、つぎつぎと名前を呼ばれ、指示どおりに手際良く検査を受けるのでした。

検査の結果は後日郵送されてきますが、前日ほとんど眠らずに行ったため、結果はあまり期待できそうにありません。

案の定、血圧が130を越して高めでした。今までは10回深呼吸をすると血圧が下がったのですが、今日は何度深呼吸をしても数値は変わりませんでした。また、以前よりその傾向があるのですが、耳がやや遠いのです。特に高音域が聞き取りにくいのです。と言って、話す声がやや大きくなるくらいで、日常生活に特別支障があるわけではありません。

視力も0.4と0.5と、従来より落ちていました。もっとも先月、運転免許の更新があったのですが、その際の検査では0.9でした。

ひと通りの検査が終わったあと、最後はドクターの問診がありました。女性のドクターでしたが、説明の際、しきりに「血圧が高くなりつつありますね」とか「耳も遠くなりつつありますね」とか「視力も衰えつつありますね」というような言い方をするのです。なんだか「年だから」と言われているようで、ショックでした。

でも、耳が遠いのは昔からだし、目も老眼ではなく近視のはずです。血圧が高いのも、どっちかと言えば睡眠不足とメタボ気味の体重に関係があるような気がします。「つつありますね」なんて言い方をされると、避けられない老化現象が訪れ「つつ」あるような気がして、気持も沈んでしまいます。

病院を出て「ショックだなぁ」と思い「つつ」、ふと前を見ると、通りの向かいにある吉野家の看板が目に飛び込んできました。そして、その看板に引かれるように店に入り、牛丼の大盛りを注文したのでした。牛丼をかき込みながら、「この旺盛な食欲のどこが老化なんだ?」「おれはまだ若いんだぞ」と言いたい気持でした。
2012.12.10 Mon l 健康・ダイエット l top ▲