
あけましておめでとうございます。
正月3が日は完全休養でした。と言えば聞こえはいいですが、年越しのカウントダウンで山下公園に行った以外は、文字通りの寝正月でした。
今年はプライベートでも仕事でも課題山積ですが、それでも例年どおり今日できることを明日に延ばして、怠惰にやりすごすのだろうと思います。
最近は「無理しても仕方ない」と半ば開き直っています。性格にしても、大半は脳内物質の分泌量の違いで決まるみたいで、自分ではどうにもならないのです。無理すると、メンヘラではないですが、どこかにひずみが出てくるのはそのせいなのでしょう。無理しないのがいちばんです。
今の生活パターンでは、どうしても深夜遅くまで起きていることが多いのですが、深夜はずっとインターネットラジオのradikoでラジオを聴いています。
最近のお気に入りは、平日の早朝4時から5時55分まで(月のみ5時から開始)、TOKYO FMで放送されている「SYMPHONIA」というクラシック音楽の番組です。
私は、クラシック音楽はまったくの門外漢で、今まで一度もコンサートに行ったこともありません。ところが、この番組を聴いているうちに、なぜかクラシックの旋律が自然と耳に入ってくるようになったのです。最近はこの番組を聴くためにわざわざ朝まで起きているくらいです。
「SYMPHONIA」について、TOKYO FMのプレスリリースでは、「ジョギングや『朝活』など、早朝の時間を有意義に使う風潮が高まっている中、クラシック番組をBGM=“インテリア音楽”とすることで、爽やかな朝を過ごしていただくべく、良質なプログラムを厳選してお届けしています。」と謳っていますが、怠惰な私には、そんな健康的な聴き方とはまったく無縁です。
でも、夜明け前の時間に聴くクラシックの旋律はとても叙情的です。そのゆったりとした旋律のなかにいると、いつの間にかいろんな思いがこみあげてきて、ときにしみじみとこの人生をふりかえりることもあります。
文字通り馬齢を重ねているような人生ですが、しかし、そうは言っても、「誰の手も借りずになんとか今日まで生きてきた」という自負のようなものもどこかにあります。自分の人生をふりかえるに、そんな自己嫌悪と自負心がない混ざったような気持があるのです。
昔聴いたフォークソングの歌詞ではないですが、今日まで、そして明日から、自分なりのスタイルで無理せずに生きていくだけです。それしかない。
そんな抱負にもならないような抱負を抱いた正月でした。
今年もシールマニアともどもよろしくお願いいたします。