自宅軟禁でヒマなので、再びAKBネタを。

今週発売の『週刊文春』(2月14日号)に、今度は柏木由紀の「深夜に合コン」の記事が掲載されるのだとか。オヤジ週刊誌の『文春』がこうやってつぎつぎとAKBを狙い撃ちしているのは、なにか裏があるのだろうかと勘繰りたくなります。

個人的にはAKBのなかでは柏木由紀がいちばんのお気に入りでしたので、「ブルータス、お前もか」という心境ですが、ただ、若いオスとメスがお互いを求め合うのは、動物としては自然な欲望であり当然の行為です。まして彼女たちは、「シロウトのお嬢さま」ではないのです。

「恋愛禁止」なんてオキテを作ったがために、逆に合コンしただけで「スクープ記事」になるような状況を招来したわけで、これでは痛し痒しではないのか。

・・・と考えるのは、既にAKBの術中にはまっているのかもしれません。お泊りデート発覚、移籍や降格、といった一連の「処分」もすべて計算されたものかもしれないのです。「炎上商法」という言い方があるそうですが、記事にインパクトがなくなって騒がれなくなるのをいちばん恐れているのは、ほかでもなくAKBの背後にいる「人形使い」たちかもしれません。

そう考えれば考えるほど、「ショックだ」「裏切られた」とか言って騒いでいるファンはキモいし”異常”だと言わざるをえません。妄想と現実をはき違えて、「ぼくたちのユキリン」なんて本気で思っているのだとしたら、それはもはやカルトと呼ぶしかないでしょう。

オウム真理教事件から20年、「オウムは怖い」などとオウムを特別視する見方とは裏腹に、カルトと一般社会の融合は進み、今やカルト(的要素)がビジネスにまでも利用されるようになったのです。その先端にいるのがネットとオタクです。

そして、その背後には『物語消費論改』で大塚英志が指摘した「旧メディアのネット世論への迎合」、つまり「マスゴミ」とネットの結託とも言うべき状況があるのです。それは、AKBだけでなく、「尖閣」でも「竹島」でも「ナマポ」でも同じです。「カルト化するニッポン」というのは、決してオーバーな話ではないのです。その象徴としてAKBがあるのかもしれません。
2013.02.05 Tue l 芸能・スポーツ l top ▲