最近、このブログをつづけるのがしんどい、というかパソコンで文章を打つのがしんどいのですが、橋下氏の「妄言」のおかげで、しばしそのしんどさから解放された感じです。
その後も橋下氏の暴走は止まらないのでした。昨夜(14日夜)から今日(15日)にかけてTwitterを30回も更新し、「人間、特に男に、性的な欲求を解消する策が必要なことは厳然たる事実」「米軍が法律で認められた日本の風俗業を利用することに何ら問題はない」「法律で認められた風俗業を否定することは、それこそ、自由意思でその業を選んだ女性に対する差別だと思う」などと持論を展開したそうです。
ところが、今日になって、一転、記者会見で釈明をはじめたのでした。曰く「今、慰安婦制度が必要とは言っていない」、曰く「今となっては絶対にダメだと思うことを当時、世界各国がやっていた。なぜ日本だけが特別に批判されているのかということを問題提起したい」、曰く「日韓基本条約に基づき、法的に解決済みと言っていることの方が元慰安婦を傷つけている」と。
別に「日本だけが特別に批判されている」わけではないのですが、日本だけが批判されているという”被害妄想”は、歴史修正主義者の特徴です。そうやって日本が不当に貶められていると主張し、偏狭な(排外主義的な)ナショナリズムを煽るのが彼らの常套手段です。
強制であれ自発的であれ、戦争中であれ平時であれ、日本であれどこの国であれ、売買春が女性の尊厳を踏みにじる重大な人権侵害であることはまぎれもない事実で、それは現代社会の共通認識です。だから、売買春の背後にある戦争や貧困の問題を解決していかなければならないと言われるのです。
橋下氏の一連の発言が、女性を「性の道具」と見做す”男根主義”に基づいているのはあきらかで、それも歴史修正主義者(=国粋主義者)の特徴と言えるでしょう。
それにしても、夜中に30回もTwitterを更新して持論を展開したとは、なんだか異様な感じさえします。いやしくも橋下氏は公党の代表であり大阪市長なのです。ネットに引きこもったニートとは違うのです。真夜中に一体誰に向けて持論を展開したというのでしょうか。
橋下氏もまた、ネットでヒーローになった気分なのかもしれません。ネットの場合、終日張り付いている一部の人間が、暇にまかせてくり返し書き込みをするので、あたかも「同調者」が多いように錯覚するのです。そのため、乗せられて暴走しかねないのです。
橋下氏は、爆笑問題の太田光の妻・太田光代が社長を務める芸能プロ・タイタンに所属して、茶髪グラサンのタレント弁護士として名を売ったのですが、一方で、アイフルの子会社の商工ローン・シティズの顧問弁護士をしていて、「腎臓を売ってカネを返せ」式の追い込みの片棒を担いでいたことはよく知られています。また、それ以外にも、大阪の飛田新地の料理組合の顧問弁護士もしていたそうです。飛田新地というのは、昔の青線を彷彿とするような、いわゆる「ちょいの間」が密集する(”自由恋愛”が建前の)売春街で、料理組合は、売春する女性たちに「ちょいの間」を提供している料理店の組合です。ある週刊誌は、橋下氏を「売春街の守護神」と書いていましたが、なんのことはない、橋下氏は売春業も飯のタネにしていたのです。それで年収3億円を稼ぎ、ポルシェやハーレーを乗りまわしていたのです。
サラ金の顧問弁護士をしていたので大阪に「サラ金特区」を作ると言い、売春街の顧問弁護士をしていたので「買春のすすめ」を説く。大手パチスロ会社との関係で、お台場にカジノ構想をぶち上げた石原慎太郎氏とよく似ています。これでは、三島由紀夫が「愛国心は嫌いだ」と言った理由もわかるような気がします。
石原氏を「愛国者」&「理想の上司」に持ち上げたフジテレビと同じように、橋下氏を「改革の旗手」「将来の総理大臣」と持ち上げたABC朝日放送や『週刊現代』をはじめとするマスコミ。そんなマスコミに乗せられて、なんの見識もなくただ単純に熱狂的に支持した大阪府民。所詮馬の耳に念仏なのでしょうが、彼らの責任はきわめて大きいと言わねばなりません。
そして、今、アベノミクス(安倍政権)に対してもまったく同じことがくり返されているのです。
<参考>
飛田遊郭
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=KKQOamvpyYQ
その後も橋下氏の暴走は止まらないのでした。昨夜(14日夜)から今日(15日)にかけてTwitterを30回も更新し、「人間、特に男に、性的な欲求を解消する策が必要なことは厳然たる事実」「米軍が法律で認められた日本の風俗業を利用することに何ら問題はない」「法律で認められた風俗業を否定することは、それこそ、自由意思でその業を選んだ女性に対する差別だと思う」などと持論を展開したそうです。
ところが、今日になって、一転、記者会見で釈明をはじめたのでした。曰く「今、慰安婦制度が必要とは言っていない」、曰く「今となっては絶対にダメだと思うことを当時、世界各国がやっていた。なぜ日本だけが特別に批判されているのかということを問題提起したい」、曰く「日韓基本条約に基づき、法的に解決済みと言っていることの方が元慰安婦を傷つけている」と。
別に「日本だけが特別に批判されている」わけではないのですが、日本だけが批判されているという”被害妄想”は、歴史修正主義者の特徴です。そうやって日本が不当に貶められていると主張し、偏狭な(排外主義的な)ナショナリズムを煽るのが彼らの常套手段です。
強制であれ自発的であれ、戦争中であれ平時であれ、日本であれどこの国であれ、売買春が女性の尊厳を踏みにじる重大な人権侵害であることはまぎれもない事実で、それは現代社会の共通認識です。だから、売買春の背後にある戦争や貧困の問題を解決していかなければならないと言われるのです。
橋下氏の一連の発言が、女性を「性の道具」と見做す”男根主義”に基づいているのはあきらかで、それも歴史修正主義者(=国粋主義者)の特徴と言えるでしょう。
それにしても、夜中に30回もTwitterを更新して持論を展開したとは、なんだか異様な感じさえします。いやしくも橋下氏は公党の代表であり大阪市長なのです。ネットに引きこもったニートとは違うのです。真夜中に一体誰に向けて持論を展開したというのでしょうか。
橋下氏もまた、ネットでヒーローになった気分なのかもしれません。ネットの場合、終日張り付いている一部の人間が、暇にまかせてくり返し書き込みをするので、あたかも「同調者」が多いように錯覚するのです。そのため、乗せられて暴走しかねないのです。
橋下氏は、爆笑問題の太田光の妻・太田光代が社長を務める芸能プロ・タイタンに所属して、茶髪グラサンのタレント弁護士として名を売ったのですが、一方で、アイフルの子会社の商工ローン・シティズの顧問弁護士をしていて、「腎臓を売ってカネを返せ」式の追い込みの片棒を担いでいたことはよく知られています。また、それ以外にも、大阪の飛田新地の料理組合の顧問弁護士もしていたそうです。飛田新地というのは、昔の青線を彷彿とするような、いわゆる「ちょいの間」が密集する(”自由恋愛”が建前の)売春街で、料理組合は、売春する女性たちに「ちょいの間」を提供している料理店の組合です。ある週刊誌は、橋下氏を「売春街の守護神」と書いていましたが、なんのことはない、橋下氏は売春業も飯のタネにしていたのです。それで年収3億円を稼ぎ、ポルシェやハーレーを乗りまわしていたのです。
サラ金の顧問弁護士をしていたので大阪に「サラ金特区」を作ると言い、売春街の顧問弁護士をしていたので「買春のすすめ」を説く。大手パチスロ会社との関係で、お台場にカジノ構想をぶち上げた石原慎太郎氏とよく似ています。これでは、三島由紀夫が「愛国心は嫌いだ」と言った理由もわかるような気がします。
石原氏を「愛国者」&「理想の上司」に持ち上げたフジテレビと同じように、橋下氏を「改革の旗手」「将来の総理大臣」と持ち上げたABC朝日放送や『週刊現代』をはじめとするマスコミ。そんなマスコミに乗せられて、なんの見識もなくただ単純に熱狂的に支持した大阪府民。所詮馬の耳に念仏なのでしょうが、彼らの責任はきわめて大きいと言わねばなりません。
そして、今、アベノミクス(安倍政権)に対してもまったく同じことがくり返されているのです。
<参考>
飛田遊郭
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=KKQOamvpyYQ