安井かずみがいた時代


今日も用事で行った豊島区界隈を3時間近く歩きました。と言って、池袋まで歩いて帰ろうと思ったものの、方向音痴のため、道に迷って住宅街のなかをウロウロしただけなのですが。しかし、怪我の功名と言うべきかもしれません。おかげで今日の歩数は1万5千歩を越えました。

ほうほうの体で池袋に着いて、例の『安井かずみがいた時代』を買おうと、まず東武百貨店のなかにある旭屋書店に行きました。旭屋書店も以前に比べて売り場が縮小されていましたが、案の定、「在庫なし」でした。それで、池袋駅のコンコースを縦断して東口のリブロに行きました。備え付けのパソコンで在庫検索をすると、「芸術」のコーナーに在庫があることがわかりました。

でも、「芸術」のコーナーは、メインの売り場からかなり離れた別館(?)の3階にあり、顧客も疎らな売り場です。その片隅に5~6冊平積みにして置かれていました。

これだけ大手の書店をまわってもどこも「在庫なし」の状態なのに、こんな目につかない売り場の片隅に平積みされているというのは、配本がアンバランスで販売機会を失っているような気がしてなりません。これじゃ著者が気の毒です。

表紙の帯には、「おもしろかった。ファンだった私には、待ちに待っていた本でありました。すごい力作!!」という山田詠美の手書き風の推薦文が載っていました。

たまたま私は、山田詠美の最新作『明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち』(幻冬社)を読んでいたのですが、退屈でつまらなかったので途中で放り出したばかりだったのです。山田詠美さん、他人の本が「おもしろい」と言う前に、あなたこそ面白い小説を書いてください、と言いたくなりました。

ネットの時代になり、オタクたちのネトウヨ化が最近とみに目に付くようになりましたが、どうして彼らはあんなに単純にトンデモ話(陰謀論)にイカれるのか。その”原点”というべき1989年の宮崎勤逮捕直後に出版された『Mの時代』(太田出版)をアマゾンで買いました。この本、新刊の定価が1100円なのに、中古にはプレミアムが付いて1800円になっていました。

買ったまままだ読んでない本も溜る一方なので、気合いを入れて(!?)本を読まなければと思っています。

『安井かずみがいた時代』の感想は、後日読み終えたら書きます。
2013.05.19 Sun l 日常・その他 l top ▲