ASKAの覚せい剤事件ですが、その後、気になる展開を示しています。ASKAは、既に覚せい剤の使用も認めているそうですが、一緒に覚せい剤を使用したとして逮捕された栩内(とちない)香澄美容疑者は、未だに否認しているのだとか。そして、栩内容疑者に関して、つぎのような報道も出てきているのです。

警視庁によると、ASKA容疑者は覚せい剤所持の容疑を認めた上、「覚醒剤を使ったことがある」と供述している。これに対し、知人の栩内香澄美容疑者は否認を続けているが、その後の捜査関係者への取材で、「覚醒剤は使っていない」と供述していることが分かった。栩内容疑者の尿と毛髪からは覚醒剤の成分が検出されおり、警視庁は、ASKA容疑者が覚醒剤とは明確に伝えずに、栩内容疑者と覚醒剤を使用していた可能性もあるとみて、慎重に調べている。
ASKA容疑者の知人、覚醒剤知らず使用か
日テレNEWS24( 2014年5月26日 12:02)


もしこれがホントなら、ASKAは栩内容疑者をジャブ漬けにしたということになります。ヤクザ顔負けの鬼畜な所業と言わざるをえません。栩内容疑者は、ASKAによって地獄に落とされたとも言えるのです。

その筋に詳しい人間に聞くと、最初は「女性用のバイアグラ」だとかなんとか言って、覚せい剤入りの飲み物などを与え、徐々にシャブ漬けにしていくのだそうです。そういった誘惑は、私たちのすぐ近くにいくらでもあるのです。

ホテルの関係者に聞くと、部屋に1日も2日も閉じこもっている怪しいカップルがいて、カップルがチェックアウトしたあと、部屋の清掃に入ると、案の定、床などに白い粉がこぼれていることがあるそうです。しかし、警察に届けると、半日も1日も事情聴取を受け仕事にならないので、そのまま拭き取って終わりにするケースが大半なのだそうです。

そのように覚せい剤が私たちの日常にも浸透している現実があるのですが、にもかかわらず不思議なのは、今まで「入手ルート」が解明されたという話をほとんど聞いたことがないということです。「警察は入手ルートなどを詳しく調べることにしている」と決まり文句のように言うのですが、しかし、曖昧なまま捜査が終了するのが常です。酒井法子の場合も然りでした。

いつも摘発されるのは、シャブ漬けになった末端の人間ばかりで、売人やその元締めが摘発されることはめったにないのです。おそらく今回も「入手ルート」は曖昧なまま終わるのかもしれません。覚せい剤事件には、そんな不可解な部分がいつもつきまとうのです。そして、暴力団関係者でない限り、初犯で反省のポーズを示せば、執行猶予付きの判決で社会復帰して一件落着です。

ASKAの作品が出荷停止・回収の処置になったことに対して、疑問を呈する意見がありますが、たしかに出荷停止・回収こそ典型的な日本式建前主義と言うべきで、ややもすればそれが禊になる可能性だってありえます。それに、裁判では出荷停止・回収が「社会的制裁」を受けたと看做され、「情状酌量の余地がある」と判断される可能性は大です。極端なことを言えば(過去の事例から言えば)、出荷停止・回収の先に芸能界復帰が予定されているのかもしれないのです。「才能がもったいない」という言い方も、「金の成る木なのにもったいない」という意味に読めないこともありません。実際に、チャゲアスの利権を狙う芸能界のドンが、既に「復帰」を視野に裏工作をはじめたという噂さえあるのです。

でも、事件の一連の経緯を見ても、ASKAの罪はきわめて大きいのです。ASKAの芸能界復帰なんてとんでもない話です。
2014.05.28 Wed l 芸能・スポーツ l top ▲